さっくり技術解説：2023 ポルティマオテスト初日

『さっくり技術解説：2023 ポルティマオテスト初日』

★3月11〜12日、ポルティマオテストサーキットでモトGP公式テストが行われる。

★現地入りしているジュリオ・ベルナルデッレ氏（エンジニア。モトGPではホンダ＆アプリリアで働いていた）が、初日11日昼頃、次のように解説した。

「エアロダイナミクスに関し、かなり新マテリアルが投入されており…特にKTMが多いようですね。細かい部分が違っているようで、第1号パッケージを決定すべく、取捨選択を行う必要があるでしょう。
エンジンは、KTMの点火タイミングが他メーカーよりも規則的ですね。
セパンテストと比べると、新マテリアルはそれほど投入されておらず、細かい部分の改良をしているようです。
ホンダとヤマハが少し心配な様子で…動きが見えない箇所があります。
ドゥカティやアプリリア、KTMは、相変わらず細部に至るまで進化させてきてますね。
これは決して些細なことではないですよ…作業姿勢の違いと言うだけでなく、技術部門の体力・勢力の違いでもあるわけですからね。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

ドゥカティ機のカウル真ん中ぐらいに付いてる『段差』は？って話は、note『2023年セパンテストまとめ　欧州メーカー編』でどうぞ！