『タルドッツィ:ホンダ、ペッコ、バウティスタについて…』
★3月14日、ドゥカティのダヴィデ・タルドッツィ氏(チームマネージャー)が、ジョヴァンニ・ザマーニ記者のYoutubeインタビューで次のように話した。
【ホンダはかなり酷い状況なの?】
「正直に言うなら、他のメーカーのように最大限の力を発揮できる状態にはないことは明らかでしょうね。マルク(マルケス)やミール、リンスのパフォーマンスを見れば、一目瞭然でしょ。
まだホンダ機が本来のレベルに達していないんですよ。」
【ドゥカティが全メーカーの先頭を走っていると思う?】
「順位からすれば、そう言うことになるのだろうが…ただ、私はライバル陣のことを高く評価してるんでね。アプリリアなんか絶賛成長中でしょ。
昨シーズン、うちは序盤が散々だったが、結局、タイトルを取ったわけで…つまり、うちにできるってことは、他のメーカーにだってできるわけで。」
【ペッコ(バニャイア)は人格的にも成長し、自覚を持つようになってきたようで…】
「タイトルを取れば、自覚も出てくるってわけでねぇ。今は世界チャンピオンなんだって言う自覚がありますよ…自分の強さを自覚したわけです。
選手として成熟してるんで、周りが『強いんだ、速いんだ』って言ってやる必要はないでしょ。本人が分かってますからね。」
【昨年の茂木決勝戦でペッコが転倒した際…貴方はどんな風に対応したの?】
「まぁ、背中をポンポンと叩いて…なんてことはしませんね。ポンポン叩くとしたら、別の場所ですかねぇ(冗)。
ああ言う時は、何も言わない方が良いんですよ。とにかく、ケガがないかどうかだけ訊いて…しばらくしてから、話し合うようにしてますね。」
【昨年のザクセンリンク決勝戦でペッコが転倒した際、本人は原因が分かっていたの?】
「話し合いの場を持とうってことにはならなかったんですよ…まぁ、転倒するってことは、どこかにミスが生じたってことで…とは言え、技術的な問題はなかったんでね。
最終的にデータ検証しても、実際のところ、その前の周回とそれほど違いはなかったんですよ。」
【昨年、ドゥカティはモトGPでペッコが、そして、SBKでアルヴァロ・バウティスタがタイトルを取っていたが…】
「去年、ペッコは本当に絶好調で…シーズン後半の序盤でちょっと調子を落としてしまったが、本人に信念があったし、私らにも言ってましたからね。
アルヴァロの方は、私らとしてはタイトル争いに加われると思っていたものの、最有力候補はトプラク(ラズガットリオグル)だと思ってたんですよ。
だから、あんな風に圧勝するなんて思ってなかったですねぇ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
バニャイアが2022年最終戦前は…やっぱり眠れてなかったって話は、note『フランチェスコ・バニャイア特集』でどうぞ!