『2022年版モトGP機で上位を目指す選手たち!!』
★3月24〜26日にモトGP開幕戦であるポルトガルGPが行われる。
★22選手が参戦し、そのうち型落ち機(2022年版)を使用するのは以下の6選手である。
ドゥカティ
ルーカ・マリーニ、マルコ・ベッツェッキ、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ、アレックス・マルケス
アプリリア
ミゲル・オリヴェイラ、ラウル・フェルナンデス
★上記6選手の仕上がり具合は以下のとおり。
テスト絶好調:ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46)
冬季テストではトップグループに入り、昨年のエネア・バスティアニーニのようにシーズン序盤でのレース優勝を狙っている。
マリーニ本人は「ドゥカティ選手は全員、強い走りをしている」と言っていたが、その中でも上手く仕上がっている方である。
表彰台や優勝を狙える可能性はあるが、ただ、本人の分析によれば、現時点でのドゥカティ最新機は、昨年同時期の最新機より上手く仕上がっているとのこと。
今年も活躍できるか?:マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46)
昨年は表彰台やPPも獲得してルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したが、今年はそれ以上の活躍をすることが目標である。
才能あるライダーであり、マシンも上手く機能しており、チームとの息もぴったり合っている。
冬季テストでは好タイムを出していたが、ボルティマオテストでのペースはトップ陣には及ばなかった。
ただ、2022年版ドゥカティ機は好調であり、特にシーズン序盤は上位を狙える可能性がある。
笑顔が戻った:アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)
ホンダでは苦戦していたが、さすがに離脱を決めるのは勇気が必要だっただろう。
当初は自身の実力さえ疑っていたようだが、ドゥカティ機での6日間の冬季テストを終え、あらゆる疑念も消え、マシン乗り換えは正解だった模様。
ボルティマオテストでのペースはトップ5に入っていた。とにかく、ドゥカティ機2022年版が乗りやすいようだ。
テスト好調:ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)
昨年、モトGP昇格して苦戦していたが、それでもムジェッロGPではPPを獲得していた。
ナディア・パドヴァーニ(チームオーナー、グレジーニ未亡人)やジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)から、ステップアップするよう求められており、常にトップ10入りするように言われている。
現在のモトGPのレベルからすると容易ではないが、テストでは好調だった。ただ、ボルティマオテスト初日の転倒により砂利で頭を強打し、最終日は不参加となってしまった。
今年のダークホースかも:ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF)
昨シーズンはKTM最新機で2勝しており、優勝回数では第4位だった(※首位バニャイア、2位バスティアニーニ、3位クアルタラロー)。
今年はアプリリア機2022年版のフィーリングも速攻でつかみ、バニャイアら多くの選手から「今年のサプライズになるかも」と評されている。
セカンドチャンス:ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF)
昨年はKTM機でモトGP昇格して大苦戦し、今年はセカンドチャンスの年となる。
ラズラン・ラザリ(チームプリンシパル)は同選手を「第2のクアルタラロー」として期待しているが、両選手の年齢を比較すると少し無謀だろう。
クアルタラロー選手は20才でモトGP昇格し、22才の時には既にタイトルを獲得しているのだ。フェルナンデス選手は今年23才だが、いまだ実力を発揮していない。
ただ、冬季テストでは好調だったし、2022年版アプリリア機も好調である。
★なお、以下のプライベート選手は2023年版マシンを使用する。
ドゥカティプラマック:ヨハン・ザルコ、ホルヘ・マルティン
ホンダLCR:タカアキ・ナカガミ、アレックス・リンス
※ただし、ファクトリー選手用の改良パーツは提供されない。
KTM:ポル・エスパルガロ、アウグスト・フェルナンデス
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter)
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