『マルケス:もしペドロサがホンダのテストライダーだったら?』
★9月10日、サンマリノGPのモトGPクラスで、マルク・マルケス(ホンダファクトリー)が決勝で7位だった。総合19位(31ポイント)。
★決勝戦後のマルケス選手のコメント。
【決勝戦については?】
「走りやすかったですね…まぁ、7位なんだから、そう言うのも変なんだけど。でも、完璧なレースができました。自分が速いって感じられましたね。
ヴィニャーレスに追いつき、そのまま喰い付いて走りたかったけど…迫っていった時、もう自分の限界を超えてるって感じたんですよ。
それで、リズムを変えました…じゃなかったら、完走は無理だったでしょうね。」
【貴方はリアタイヤをソフトにしていた少数派だが、最後はかなりタレていたようで…】
「序盤4周回は、後ろから迫って来る選手らを上手くディフェンスしてました。
今回の7位は良いとは言えないけど、ども、悪くもないでしょ。」
【貴方の去就が注目されているが…もうウンザリって感じ?】
「ウンザリはしてないですよ…面白がってもいませんけどね。こう言う圧もまた、この仕事の一部なんで。
トラックに出た時、そう言う諸々に左右されない力はありますから。
まぁ、20才の頃なら、多分、ウンザリしてたでしょうけどね。でも、今は圧があっても、ベストを尽くせるんで。今週末なんか、僕のベストレースだったじゃないですか。」
【月曜テストについては?】
「結果を…具体的なものを確認したいですね。明日は(2024年版)マシンのテストなんで、はっきりとした回答が欲しいと思ってます。
なんとしてでも速い走りをしたいんです…いつブレーキをかけ、いつ加速するかなんて、どうでも良いんですよ。オープンマインドでマシンテストをするつもりです。」
【マシンの良し悪しを判断するための時間を取っていると言うこと?】
「そうですね…僕なりのタイミングと言うものがあるから。でも、どんなタイミングかは教えませんよ。まぁ、それほど長期間ではないけど。
もう9月なんでね…時間が経つのはアッと言う間だし、選手にはキャリアと言うものがあるんだから。」
【もしペドロサ元選手がホンダのテストライダーだったら…こう言う状況にはなってなかったと思う?】
「ダニ(ペドロサ)みたいなテストライダーがいたら、うちはもっと上位だったかってことですか?
ダニはああ言うライダーで、最高だから…でも、ドゥカティはピッロで、アプリリアはサヴァドーリでしょ…ダニより才能も速さも劣っているけど、速いマシンを作ってるじゃないですか。
ダニみたいなテストライダーは完璧な指示を出せるだろうけど、でも、実際にマシンを作るのはエンジニア陣ですからね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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野暮な事ことを聞くインタビューやねぇ
以前、ブラドル自身がテストライダーの意味合いやスタンスを話してたと思うけど、HONDAとKTMでは求めるものが違うからペドロサがHONDAでも上手くいくかは別だと思う
会社自体が考え方、やり方を変える時期になってるのかも
問題点ははっきりしている。ブラドルも普通にやってるだろうし、マルケスも昔と違って真面目にフィードバックを返しているだろう。
でも作れないのよね。エンジニア陣が迷宮に入り込んでるんだろうね。
問題点ははっきりしている時って、逆に解決しづらいってよくあるよね。
HONDAがライダーの意見を聞いていくよりも、これからのHRCは四輪レースと統合して四輪部門で蓄積されたデータなども元に進めることを重要視していくという感じのコメントを読んで、勘違いだったら申し訳ないのですが、マルケスがペドロサのような優れたライダーを起用したとしても
開発するのはエンジニア側だからね。とコメントしているように、さらにライダーから離れたマシンが出来上がってしまうような不安を感じました。