ポル・エスパルガロ『ドゥカティとバニャイアの強さの秘密は…』

『エスパルガロ：ドゥカティとバニャイアの強さの秘密は…』

★ポル・エスパルガロ（32才）は2014年にヤマハテック3からモトGP昇格し、2017年にKTMファクトリーに移籍した。
2021〜2022年はホンダファクトリーから参戦したがマシンに適応できず、2023年にGASGASテック3でKTM機に復帰したところ、開幕戦のFP走行中に転倒し、大ケガを負った。
これにより、シーズン半分を欠場し、最終的には新人ペドロ・アコスタにシートを譲り、2024年からKTMのテストライダーを務めている。

★また、2024年からスペイン『DAZN』のコメンテーターも務める予定である。

★エスパルガロ元選手が、先日、西サイト『Marca』のインタビューで次のように話した。

【モトGP復帰の可能性は？】
「正直なところ、テストではけっこう良いところを見せられたし、速い走りができるって感触だったんですよね。
しかも、体調の方もベストな状態に戻りつつあって…ケガ以降、ずっと完全ではなかったから。
いずれにせよ、復帰できるかどうかは神のみぞ知るってとこでしょ。
レースウィークエンドの雰囲気を懐かしく思ってしまうだろうけど、ケガやストレス、トラウマ、ライバルとの対立なんかは懐かしくならないでしょうね。」

【マルク・マルケスのドゥカティ移籍については？】
「序盤レースで何ができるかにかかってるでしょうね…もしくは、ライバル陣がどこまでやれるか…。
（ライバル陣が）序盤レースで大きく引き離せないようなら、マルクは戦っていけるでしょう。」

【マルケス選手はタイトル獲得を目指していると思う？】
「また取りたいだろうし、ヴァレンティーノ・ロッシの7回獲得記録を超えたいと思ってるでしょう。
だからこそのドゥカティ移籍なのだろうし…タイトル獲得を目指していると思いますよ。」

【なぜドゥカティは、あんなに強いのだと思う？】
「問題が出たら、どこに手を入れるべきかを完璧に把握してるんですよ。
制覇し続けられる鍵はそこでしょうね…それで他メーカーを大きく引き離してるんですよ。」

【では、なぜバニャイア選手はあんなに強いの？】
「性格でしょうね…焦らず、辛抱強いんですよ。
ああ言う強みを持ってる選手はそうそういないし、彼の場合はそう言う面を上手くコントロールすることもできるから。
ツイてない日もあるじゃないですか…でも、1日経てば、最高レベルに戻って完全に集中しきってるんですよ。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）