『マリーニ:原因不明で遅い…でも、焦ってはいけない』
★3月8〜10日、モトGP開幕戦となるカタールGPが行われている。
★土曜セッションでルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、ロッシ異父弟)が、午前セッション(PR)で22位、予選で21位、スプリントで21位だった。
★2023年11月のカタールGPでマリーニ選手はPPを獲得し、スプリント/決勝ともに3位だった。
★マリーニ選手のコメント。
【今日のスプリントについては?】
「去年に比べ、本当に厳しかったですね…去年は全てがスムーズだったんで。
このまま焦らずポジティブに、目標に集中して進んでいかねば…目標はこのマシンを掌握し、調整していくことなんですから。
結局のところ、(ホンダ機での)初陣に過ぎないのだし、自分の立ち位置は分かってますから。
ポジティブな兆しも見えているし、問題はアップダウンがあることなんです…好調な時もあれば、駄目な時もあるんですよね。」
【今日は、どんな感じだったの?】
「けっこう厳しかったです…正直なところ、何がどうなってしまったのか…探らなければなりません。
昨日は全てが通常通りだったのに、今日は想定外に複雑になってしまって。スプリントでのペースも変だったんです…物凄く遅くって。
シミュレーションで速かったわけではないけど、もっと普通のリズムで走れてたんですよ…他のホンダ選手のようにね。」
【具体的には、どう遅かったの?】
「マシンを曲げることができず、前後輪ともスリップして…あちこちで膨らんで走ってました。
僕はハードブレーキングがけっこう強く、そこで攻防していけるんです…でも、ミールやザルコはブレーキを緩める時に、差を付けることができるんですよ。
いったい、何がどうなっているのか…テストの時と比べても、金曜セッションと比べても、悪くなってしまった感じで。
当然なんですけどね…複数の道を試している最中なんだから、作業が山積みなんだし。
レースでは常に色々な発見があるんで、明日の決勝はきっと興味深いものになりますよ。」
【原因が分からない……】
「もしかしたら単純につまづいてしまったのではなく、何かあるのか…
ザルコが予選で驚異的なタイムを出してたんで、データ分析をし、どうやって出したのか探ってみました。
コーナー中盤で上手くマシンを曲げることができ、ブレーキングではそれほどロスをしてないんですよ…まるで、ドゥカティ機に乗ってるような感じで、コーナー立ち上がりが速いんです。
現時点で、実に良い操縦をしているんです…レース本番では苦戦気味でしたけどね。100%の出来ではなかったようで…でも、かなり違うマシンからの乗り換えなんで当然でしょ。
皆、同じ方向に向かって、作業を進めているんです。」
【テストでは長距離のレースシミュレーションで苦戦していたようだが…】
「スプリントのデータを分析し、明日のウォームアップで何か試してみますよ。昼間のセッションで、たった10分しかないけど、それでも感触を確認するには有効だから。
多分、タイヤがタレ始めた時に、マシンの状態が最悪になってしまうようなんです…だから、その瞬間をもっと遅らせれば、維持していけるでしょう。
でも、もし今日みたいになったら、かなり失速してしまうでしょうね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Twitter)
テストし放題の特典を生かして走りこんでマシンの挙動を把握するしかなさそうですね
ミルやザルコのデーターも見れるので
ホンダ自体が何故遅いか理解していない可能性がある。
言葉は前向きだが、表情が………。
SBKも似たようなウィークポイントあるから単純にMotoGPマシンだけでどうこうより
ホンダ根本の開発、設計思想から見直さないといけないのでは?
「これがホンダの味付けです」って技術陣が頑なだともうこれ以上どうにもできないけど
昨年の成績との差が物凄いね。
敢えてHONDAを選んでくれたルカには早く良いマシンを与えてあげたい・・・
他の方も言ってるけど、HONDAはSBKの方でも、マシン単独だと乗りやすくて楽しいけどタイムが出ないなんてライダーから言われてるね。
なんなんだろ?エンジニア陣は問題点を把握してるのかな?
ドゥカティに乗っていた時のルカはMotoGPに昇格した年は全然ダメだったけれど、2年目から速くなって、上位で走るようになった。
感覚で乗るタイプではない気がします。
青山博一さんや、ミルのような理論派タイプではないでしょうか。
今年よりも来年に期待してます。
Moto2時代からファンなので、かなりの贔屓目ですけど…
青い瞳、高い身長、小さな顔、長い手足、モデルでも通用しそうなルックス。そしてホンダ。これでホンダを押し上げて上位で走れるようになったら、もう最高!期待してます。