『モトGPの未来:F1オーナーに買収され、どんな風に変わるのか?』
★3月27日、『フィナンシャル・タイムズ』紙は、『リバティ・メディア(F1オーナー)』がモトGPの買収を進めており、4月中旬のアメリカズGP前に契約締結が公表されるだろうと報じた。
買収金額は約40億ユーロ(約6540億円)で、借入金の返済も負担するとのこと。
★『リバティ・メディア(F1オーナー)』と『ドルナ(モトGP/SBKの運営会社)』は既に数週間前に同意しており、3月初旬のカタール開幕戦前に同契約を締結させる意向だった。
しかし、競争市場を規制する欧州委員会の介入が懸念されたため、同契約は凍結されていた。
★実際、以前は『CVCキャピタル・パートナーズ(投資ファンド)』がF1とMotoGPの両方を所有していたが、2006年にヨーロッパの独占禁止法当局によりMotoGPを売却させられている。
その際、『CVCキャピタル・パートナーズ(投資ファンド)』から、『ブリッジポイント(投資企業)』がモトGPの株式を購入した。
★なお、現時点では、『ブリッジポイント(投資企業)』が株の40%を所有し、カナダ年金基金(CPPIB)は38%を管理し、ドルナ社はカルメロ・エスペレータ代表および数名の幹部で残りの22%を所有している。
★2022年、『ドルナ』の売上高は4億7480万ユーロ(約777億円)で前年比33%増しとなったが、コロナ禍の影響もあって780万ユーロ(約13億円)の赤字となった。
このため、『ドルナ』は9億7500万ユーロ(約1600億円)の負債を借り換えて流動性を高め、株主に3億9000万ユーロ(約638億円)相当の配当も行なった。
★『リバティ・メディア(F1オーナー)』は2016年にF1を買収し、わずか数年でF1人気を急上昇させ、特にアメリカで大きな成功を収めているため、モトGPでも同様の目標を掲げている。
★ジャコモ・アゴスティーニ氏(1960〜70年代に世界選手権で活躍した元レーサー。計15回タイトル獲得)が同件について、伊スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』のインタビューで次のように話した。
【40年ほど前にも、バーニー・エクレストン氏(F1運営組織の元代表)がモトGPを買収しようとしていたが…】
「気持ちとしては(買収すると)決めていたようなんですが、結局、『まだ時期尚早』と考えたようでね…もう少し待てば、値が下がるだろうって。
私は賛同しかねたんだが、当然、彼のことを信頼してましたからね…とにかく、経験豊かな人物だったから。
ところが、他が立候補してきたもんだから。残念でしたよ…(モトGPを)私が取り仕切ることになってたんですからねぇ。」
【いよいよエスペレータ代表(78才)が、引退することとなるが…】
「二輪レース業界に多大な貢献をし…常にチーム寄りの立場を取ってくれてましたよ。困っていれば手を貸してくれ…自己中心的なとこなどなかったねぇ。
我々は大きな借りがあるわけで…とは言え、今回の件は一歩前進と言えるでしょう。我々、二輪業界の『貧乏人』にとっても、本当に大きなメリットだと思いますよ。」
【今後に期待できそう?】
「重要な面においてね…今後は、誰を相手にしたとしても、以前より強い立場を取ることができるでしょう。
既にF1が幅を利かせているが、今後はモトGPも参入していけますからね。」
【『リバティ・メディア(F1オーナー)』は、企画の達人だが…】
「今後は有名俳優や娯楽好きの億万長者、各スポーツのチャンピオン選手なんかが登場してくるでしょう。
リバティ・メディアはそう言うことに長けてるから…あと、ステファノ・ドメニカーリ(F1運営組織の現代表)も切れ者だからねぇ。
レースやスポーツの醍醐味を保ったまま、そうした点を活用するのに長けてるから。」
【モトGPが大きく変わる…?】
「視野を広げることが目標とされるだろうね…やはり、中期的には、もっと色々な国の選手を参戦させていくと思いますよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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ごり押し枠でFIAのレースを一度も走った事すらない史上最年少の中国人MotoGPライダー爆誕かな
>中期的には、もっと色々な国の選手を参戦させていくと思いますよ。
競技としてはアンフェアだけど、商業としてみた場合はスペイン人とイタリア人だけになるのはマイナスになる。
サッカーのW杯もそうだけど、大陸や地域毎に上限を設定していくのもマーケット拡げる為には大切なルールになるかもね。
スペイン8シート、イタリア7シート その他ヨーロッパ3シート
アジア枠3シート、北中米1シートとかね。
レイニーやシュワンツはこの時代に産まれるべきだった(違う
スプリントは怪我人多くて見たくないけど消さないだろな
まぁアメリカンライダー復活を望みますな
さて、どうなるかね
現在のスペイン国内開催を何度もするようなことからは変わるでしょう
今のF1は詳しくないけど公道レースが増えているとか?
二輪にもそのフォーマットを持ち込んで未開催の場所でやったりするのかもねぇ
F1誘致した大阪市がまた動いたりして…
年間24戦と土曜はスプリントを行います
ごり押し枠でFIAのレースを一度も走った事すらない史上最年少の中国人MotoGPライダー爆誕。。。いいじゃないですか
ゴリ押しの日本人どもを排斥できるんだったら
WGPにドルナが介入し、MotoGPにアプデされて、そのドルナからリバティメディアに移行か
MotoGPのF1化の空気はこの布石だったのだね。今後はMotoGPとF1の同時開催も現実味を帯て
くるのかしらね。純粋に2輪ロードレースファンとしては、F1とは全くの別モノと視てるけど
何れにせよ、今後もエンタメレースな興行ビジネス化を加速させて行く訳ね、いらないな。
銭ゲバ、アゴスティーニが仕切らなくてよかったって話かな
出来れば今のままHuluで見れるようにしてほしいな〜
リバティ・メディアかぁ・・
F-1観ている身としては嫌な予感しかしないな。
リバティはエンタメのためには公平性を犠牲にするからなぁ。
21年の最終戦の後味は最悪だったね。レッドブルを応援していた身としても。
昨年から突然?スプリントが導入されたのは、MotoGPの”価値”を上げて
リバティに売却する為の布石だった、と言う事なのかな…
モータースポーツを維持していくのに、アメリカの市場は無視できないわね。
他国じゃ人口に限りはあるわ、みんな貧乏なんだもの。チームがスポンサー付けるのにも四苦八苦なんだもの。
あとは面白いレースを維持してくれればいいさ。
現在のMOTOGPの公平性についても疑問が多いので何とも・・・
坂田氏が事あるごとにペナルティの裁定に不信感を持ってますよね。
先日のバニャイヤとマルクの件も立場が逆なら審議にもならないでしょう。
リバティ・メディアがF1とmotoGPを統括する事で、開催日が別れるだろうから両方コアなファンとしてはありがたい。