『バニャイア:ビンダーは頭に血が上っていた…』
★4月26〜28日、スペインGPが行われている。
★27日(土)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が予選7位、スプリントはリタイアした。
★スプリントの第2ラップでブラッド・ビンダーに接触され、転倒した。
★バニャイア選手のコメント。
【今シーズンは転倒が多いが…】
「ここまでの7レースで2回、接触転倒してるんですよね…シーズンの初めとしてはベストではないでしょ。
でも、運って言うのは誰にでも巡ってくるものだから…いずれ、うちにも巡ってくるでしょう。」
【ビンダー選手の接触は、結局、レースインシデントと判断されたが…】
「スチュワード(審判団)は判断するのが仕事だから、多分、それで正しいんでしょう…でも、僕の考えでは、縁石で選手2名を追い越すなんて、そもそも無理だと思いますけどね。スペースがないんだから。
起こるべくして起きたと言うことです…僕は2周回しか走れなかったんですから。僕にやる前に、少なくとも4回は接触してましたよね。(ビンダーの)戦法は、ちょっと限界を超えてましたよ。」
【昨シーズン序盤のスプリントはかなり危険そうだったが、その後、緩和されたようだったのに…】
「まぁ、ヘレスと言えば、去年はレッドフラッグが2回も出てたんで…こう言う風になりやすいトラックなんですよ。狭いし、低速コーナーが多いから、接触が増えてしまうんです。」
【スプリントでの目標は何だったの?】
「僕は5位だったんですが、前の選手らよりも速かったんで…いつ攻めに出ようか考えていたんです。結局、そんな時間はありませんでしたけど。
攻めにくい状況って言うのがあって…選手らが変なライン取りをするからなんですよ。スプリントの場合、オーバーテイクは計算できないんですよ。
とにかく、飛び込んでいって…最悪な場合、接触もありって感じなんで。そう言う戦法なんで、コントロールしづらいんです。」
【予選は7位だったが…】
「あまり上手くいかなかったんですよね…(路面が)乾いてきたんで、大変になってしまって。
とにかく、スプリントでは5位になってたし、優勝争いができるよう上位集団に喰い付いては行けてたんで…でも、チャンスが巡ってこないことにはねぇ。」
【明日の決勝に向けては?】
「好スタートを切らないと…そして、前の選手らを抜いて、序盤に起きがちな野獣の闘いから速攻で抜け出さないと。
リズム的には、優勝を狙えるレベルなんですから。」
★なお、バニャイア選手はイタリア衛星放送『SKY』のインタビューでは、次のように話した。
【ビンダー選手の接触は、結局、レースインシデントと判断されたが…】
「ビンダーはマルケスに抜かれて、頭に血が上ってしまったんですよ…僕とベス(ベッツェッキ)を一気に抜こうと、突っ込んできたんです。
真ん中にいたのが僕だったから、僕が酷いことになってしまって…。
スプリントでは、選手らが半狂乱になってしまうんですよ…突然、向きを変えるとか、自分の利点を上手く活用するとか…ミスってる選手や上手く行ってない選手を抜くことができるようにね。
通常レースと同じような作戦でも上手くやれると思うんですけどね。
例えば、ビンダーがマルケスに仕掛けたオーバーテイクなんて無意味だったでしょ…3つも順位を落としてね。
明日はドライレースになるはずだから、路面も濡れた箇所なんかないでしょ。
今日、マシンのフィーリングは最高だったのに…ちょっと手を入れたもんですから…オースティンから去年のフロントフォークに戻したら、思い通りにマシンを曲げることができるようになったんですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ビンダー突っ込み番長でしたね。
結果が出ていないし、新人しかもプライベーターのアコスタにヤラれっぱなしなんで焦る気持ちも解りますけど…。
前戦ではマルケスに抜かれた直後に抜き返そうとして共倒れでしたね。
レース距離が短い分、少しでも早い段階で前に出ておきたいんでしょうね。
>スプリントの場合、オーバーテイクは計算できないんですよ。
とにかく、飛び込んでいって…最悪な場合、接触もありって感じなんで。
スプリントの不得手はこういう事やろね
ビンダーはまさにそのタイプで、あとはマルティンのように序盤から全開で行けるタイプ
しかし、ビンダーの悪癖は治らんね…
近くを走りたくないタイプ
バニャイアの悪い癖が出た様に見えたけど。相手を見てやらないと。あのライディングは諸刃の剣。
今年は今の所ツキが無いね、ペッコは。
ライダー全員のツキはアコスタに持って行かれてしまっている感じがね…