『アコスタ:こんな新人みたいなヘマはしてられない…』
★4月26〜28日、スペインGPが行われ、ペドロ・アコスタ(19才、ルーキー、GASGASテック3)が予選10位、スプリント2位、決勝10位だった。
★アコスタ選手は日曜午前のウォームアップで高速走行中に第7コーナーで転倒し、バリアに衝突した(損壊したバリア修復のため、予定より53秒早くセッション終了となった)。
なお、決勝にはセカンドマシンで出走した。
★アコスタ選手が決勝戦後、西サイト『Motosan.es』のインタビューで次のように話した。
【午前ウォームアップでの転倒でケガをしたの?】
「ガツンと一発きただけです…口は痛いですけどね。
むしろ、マシンの方の影響です…今週末、一度も走ってない方でレースに出たもんだから。
マシン自体は同じなんですが、クラッチが同じように機能してくれないんですよ。まぁ、起こり得ることですからねぇ。」
【スタートが悪く、その後、ヨハン・ザルコと接触していたが…】
「ちょっと強かったですね…でも、後方にいると起こり得ることなんで。
後方にいて、追い上げていきたいと思ってると、マネージメントが難しくなるんですよ。
僕は19位だったんですが、そこから追い上げていって…だから、タイヤ温存のことを考えつつ、先行選手の作戦を想像したりしてました。
レースの完成度は高かったんで、次に向けてかなり役立つでしょうね。特に、レースウィークエンドの乗り切り方って意味ではね。」
【開幕戦からずっと上位にいたが…】
「今週末はミスが多すぎたんですよ…予選とウォームアップで転倒してしまったでしょ。朝9時にマシンをぐちゃぐちゃにしてしまったんだから。
こうなってくると、モトGPで一番重要なのは安定感があるかどうかなんですよ…去年のマルティンが良い例でしょ。今年も、やっぱりそうなんじゃないんですか。
今回はポイントをあまり稼げなかったけど、でも、今後の可能性はあるから。
全体的に見ると、ポジティブな週末でした。でも、こんなミスをしないよう学習しないと…もっと違うマネージメントをするとかね。
皆、KTMに期待して来てくれたのに、これじゃあね…テストで原因を突き止めないと。」
★なお、アコスタ選手はレース直後の『SKY』インタビューでは、次のように話した。
「今回の予選やウォームアップの時みたいなヘマをしないよう、もっと考えないと。
ウォームアップの方なんか、いかにも新人って感じのヘマで…あんなことはしてられないんだから。」
★ちなみに4月29日のヘレス公式テストでアコスタ選手は、改良エアロダイナミクスを試用し、KTM側から意見を求められていた。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
新人なんですけどね…笑
こういう気持ちで仕事に取り組む人は尊敬します。