
『アコスタ:タイGPはずっと悲劇的な状況だった…』
★2月28〜3月2日、タイGPが行われ、モトGPクラスのペドロ・アコスタ(KTMファクトリー)が予選7位、スプリント6位、決勝19位だった。現在、総合14位(−33ポイント)。
★決勝は第4ラップの第1コーナーでフロントが流れて転倒し、すぐにレースに戻った。
★決勝後、アコスタ選手が西サイト『Motosan.es』のインタビューで次のように話した。
【今回のタイGPについては?】
「もっと期待してました…まだまだ道は遠いですね。良くはなってきてるけど、これで充分って感じにならないんですよ。
ダメな点を探って、あらゆる所から削ぎ落としていかないと。マシンは単独走行だと調子が良いけど、他の選手の後ろだと問題が出るんです。」
【決勝での転倒については?】
「ベッツェッキのスリップストリームのせいなんですよ…マシンがアッと言う間に後ろから押し出されてしまって。
なんで今年はこんな風になるのか分からないんですよねぇ…去年はなかったのに。転倒後はレースをテスト代わりにしてました。リズムは悪くなかったですよ。」
【問題は解決できそう?】
「こんなに長々と引きずってるわけにはいかないんで。他のメーカーは、きちんとさばいていってるんですからねぇ。
とにかく、大騒ぎする必要はないでしょ…アルゼンチンが真の開幕戦ってことでね。まぁ、滑り出し最高って感じではなかったけど、騒ぎ立てるべきではないでしょう。
冬季テストは満足ゆく出来だったんだし…とにかく、今は現実に向き合っていかないとね。」
★決勝後、アコスタ選手が独サイト『Speedweek.com』のインタビューで次のように話した。
【タイヤ損耗を…特にリアタイヤの損耗を改善しなければならないそうで…】
「今回は3日間ずっと、その辺について悲劇的な状況だったんですよ…なんでうちのタイヤがあんなにタレてしまったのか、原因を突き止めないと。
普通じゃなかったんだから。まぁ、リアタイヤの負荷を軽くするには、ブレーキをソフトにするしか方法がないんだけど…でも、僕の場合、それも上手くいかないんですよ。
(ブレーキをソフトにすると)1周タイムが落ちてしまうんで。」
★アコスタ選手はタイヤ損耗を抑えるためにライディングスタイルを変える必要があるが、スピードが落ちてしまう危険もある。
つまり、本人によるマシン適応とKTMによるマシン改善の、折り合いを上手くつける必要があるのだ。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
短距離や一発の速さは出せても、決勝になるとタイヤを上手く保たす事が出来ずに転んでしまう。
エネアと全く反対と言うのが不思議。
同じKTM機でも乗り方で真逆になるとは…
決勝のタイヤ選択で結果を変えられれば良いんだがねぇ。
まぁKTMには長い間は在籍しないでしょう。
破綻したメーカーではレース活動も、
ままならないでしょう。