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ミラー暴露:モトGPルーキー選手の収入について

『ミラー暴露:モトGPルーキー選手の収入について』

★3月末頃、ジャック・ミラー(ヤマハプラマック)が、ポッドキャスト『Gipsy Tales』のインタビューで次のように話した。

【モトGPのルーキー選手だと、収入はどれぐらいなの?】
「僕ら選手にとっては、ホットな話題でねぇ…マルク・マルケスとも話し合ったりしてたんですよ。
けっこう色々な人達が話題にしてるようだけど…(ルーキーの)中には、ほとんど無償で契約した選手もいるみたいですよ。」

【モトGPルーキー契約の最低額って…?】
「多分、6万ってとこでしょうね。」
(※おそらく、豪ドルで話しているため、約550万円。)

【その他に報奨金やスポンサー支援もあるでしょ…?】
「まぁ、(契約金額の低さを)補うことはできるかもねぇ…モト2のトップライダーみたいに報奨金が出るなら、6万の収入を10万〜15万(約900万〜1400万円)にまで増やせるかもね。
ただ、ルーキーの場合は報奨金があるとは限らないから。
でも、ライダースーツやヘルメットに(スポンサーの)名前が入れば、補ってはいけるでしょうね。とは言っても、以前ほどではないですよ。」

【貴方がルーキーだった頃の契約金額は…?】
「普通は、25万(約2300万円)ぐらいが相場だったけど…皆、ウホウホってわけでもなかったですよ。
当時はまだ、モトGPクラスに『持ち出しルーキー』がいたから。今はもうそう言う選手はいないんで、マシな方でしょ。」

【過酷な仕事なのに…】
「二輪レーサー業ってのは、単純なフルタイム仕事じゃなく…人生そのものですからね。
マシンに乗ってない時は、ジムで必死こいてるんだから…必死こいてトレーニングして…長生きできない危険もあるだろうし、五体満足でいられないかもしれないでしょ。
まぁ、誤解しないでもらいたいんだけど…素晴らしい仕事ではありますよ。僕なんかタダでやっても良いぐらいで…好きでやってるんだから。
でも、興行としてやってるんだから、それに見合った報酬を受け取るべきでしょう。運営側とも話し合ったことがあるんだけど…まぁ、見て見ぬふりをする者もいるってのは、また別の話だから。
とにかく、選手のためにもっとどうにかすべきなんですよ。」

【子供の頃から努力しているのだから…】
「13〜14才ぐらいから走ってる選手もいるじゃないですか…そう言う選手ってのは、全てを捧げて走っていて…もう、それしかできないんですよ。
昔は、それさえできれば、もう大丈夫って感じだったじゃないですか。世間の人達にも、そう言うことをちょっと知っておいてもらいたいんですよね。」

★ちなみに伊メディアにおけるデータによれば、現在、モトGPクラスでの最高契約額はファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)の『1シーズン1200万ユーロ(約19億4000万円)』である。

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. フルバンク より:

    持ち出し選手と言えば、真っ先にカエル•アブラハムを思い出す。1人DUCATIの2年落ちに乗っていたなぁ~、親父がBrunoサーキットのオーナーでサウジの大富豪の息子だった。結構な年数最下位参戦の後にWSBK移籍して2年程で居なくなった。

  2. 鯖通り より:

    他のメジャースポーツと比べてしまうと収入的には厳しいですよねモータースポーツは、四輪F1ですら。
    市場規模的にも、道具(マシン)に掛かるコストが他競技とは全然違う点でも難しいとは思いますが…。

  3. 本マグロ より:

    子供の頃の写真マルクとペドロサしか分からなかった。誰か分かる人教えて下さい。

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