モトGP『なぜなぜカタルーニャGP』
ダニ・ペドロサと言えば右鎖骨の手術から16日が経ち、このタイプの手術後にレース復帰をするには充分な時間があったと言うのに、なぜカタルーニャGPに参戦しなかったのか?
いつものこととは言え残念なのだが、ペドロサ選手の話題となるとどうも不可解な点が多く、無駄に憶測が飛び交うことになる。
当初は骨の付き具合が芳しくないと言われていたのだが、どうやらそう言うわけではないらしい。先週の金・土曜に頻繁に噂に上がっていたのが、ペドロサ選手がうつ状態にあると言う話。度重なる手術に…特に、この前の手術(左鎖骨へのプレート挿入にミスがあり、カタール戦後に再手術が行なわれた)に耐えかねたのだと。
しかし日曜の本戦になると、スペイン人ジャーナリストの中には《先週の月曜日、ペドロサ選手はスーパーモタードでトレーニング中に新たに肩を骨折した》と報じる者も出始めた。
どれが真実なのか?
それはペドロサ選手(とプーチマネージャー)にしか分からぬことで、シルバーストーンGP参戦についても然り。
どちらにしろ、かなり憂慮すべき事態ではある。もしもペドロサ選手のメンタル面に問題があるのならば復帰にはかなりの時間を要するだろうし、新たな転倒によるケガが原因ならばホンダHRCのボックス内はかなりピリピリした状態になるだろう。
なぜ、今回のカタルーニャ戦では最初から最後まで各選手のポジション・間隔が固定してしまい、こうも退屈なレースになってしまったのか?
午前中に雨が降ったためアスファルトのコンディションが完全に変わってしまい、各選手とも(ストーナー選手は別にして)前・後輪のグリップ不足に頭を痛めることとなった。皆、それぞれのリズムを保って走ることとなり、それ以上のことをしようとすると転倒の恐れもあり、誰一人、前を走る選手との距離を縮めオーバーテイクに挑むことができなかったのである。
ランディ・ド・プニエと青山博一は、なぜ第4ラップで転倒してしまったのか?
チーム・グレジーニの青山選手が次のように答えている。
「完全に僕のミスです。ブレーキングをミスり、ド・プニエ選手に追突してしまいました。」
そして、そのド・プニエ選手には右足首のじん帯損傷の疑いが出てしまった。MRIの結果を見て、今週の水曜日にはシルバーストーン参戦が可能かどうか判明することとなっている。
コーリン・エドワーズが土曜日に右鎖骨の手術(プレートとボルト7つ挿入)をしたばかりだったのに、レースに出たがっていたと言うのは本当の話?
そのニュースが広まったのは日曜日の午前中、チームメイトのカル・クラッチローがツィッター(今や多くの選手が利用している)でつぶやいたのだ。そして、その後、コーリン・エドワーズ本人が笑顔でボックスに現れたと言うわけ。
実際の話、予選もウォームアップも参加していないのだからレース参戦は不可能なのだが、エドワーズ選手としては一縷の希望にかけたのだ。まぁ、来週のシルバーストーン戦には参戦するだろう。
ちなみにエドワーズ選手の回復が、ペドロサ選手不在の謎を一段と深めているのだが。
なぜ第14ラップでホワイトフラッグが掲げられたのか?
雨がポツリポツリと降り始め、レース・ディレクションが選手らに向けて、
《これ以降、ボックスへ戻りウェットタイヤ使用のセカンドマシンに乗り換え可能》と知らせたから。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年06月06日)
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毎回レースの度に
イタリアTV解説の実況ツィートをしてるんですが
確かに昨日はあまりつぶやく内容もなかったですね。
エドワーズ選手の病室セミヌードに
大人の魅力クリックPrego
単調なレース理由が良く解りました。
やっぱり抜きつ抜かれつの緊張感がトップ集団で無いとつまらないです。そこまで行かなくても、「抜くぞー」と期待させる仕草も無かったし。
管理人さんお気に入り?のDaniが次戦Silverstoneも参戦しないのが残念。代わりに旧王者のRossiを応援願います(^_^)