モトGP『ドゥカティGP12:FBプレゼンテーション』
スポンサーTIMのフェイスブックページにアクセスされた世界中の9万6千人のファンの目の前で、本日、直接、ドゥカティGP12機の公式プレゼンテーションが行なわれた。司会を務めるヴァレリオ・スタフェッリがまずドゥカティのガブリエーレ・デル・トルキオ社長と、それからフィリッポ・プレツィオージゼネラルマネージャーと舞台に上がり、その後、ヴァレンティーノ・ロッシとニッキー・ヘイデンがデスモセディチ完成版にまたがって見せた。
外観はセパンテストで披露されたものと同じだが、昨年のカラーリングに比べレッドカラーが少し減った分、ホワイト部分が増えていた。車体部分に水平に伸びたホワイト部分は後方にゆくにつれて細くなり、カウルの方では赤・緑と共にトリコロールとなっている。
とにかく最大の目玉はシャーシの下に隠されており、ここに至るまでの数ヶ月は色々と憶測が飛び交っていたのだが、プレツィオージマネージャーが2点ばかり秘密を明かしてくれている。
「シリンダーの角度が変わってないってことは確かです。90度のままで…レース機および市販機全ての特徴になってますね。
それから、もう1つお伝えできることは排気量を1000ccフルでゆくことにしました。ですから、うちのマシンはどこから見ても1000cc機です。」
皆が、同プロジェクトについてもっと知りたがっているのは言うに及ばず…だ。
「我々は多大な作業をこなしてきました。これほどの短期間で新たなマシンを仕上げると言うのは、ものすごいチャレンジでした。
ただ、スタッフらが懸命になってこなしてくれたんでね。マレーシアでは全体的なテストを行ない、仕上げと、各パーツや調整の最終決定をしていました。ヘレスで金曜〜土曜に行なわれるテストでは、チームとライダーをもっと自由にさせて、カタール開幕戦に向け最高のセットアップを探ってゆく予定です。」
また、今日が父の日(訳者注:イタリアの父の日は3月19日)だったこともあり、プレツィオージマネージャーはこんなコメントも残してくれた。
「落着きのない娘(訳者注:イタリア語でオートバイは女性形)なものだから、特に手をかけてあげなければならないんですよ。それに、自分の娘に彼氏が2人もいたら、父親ってものはいつだって少しじたばたするもんじゃないですか。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年03月19日)
イタリア時間で3月19日午後1時から行なわれた同プレゼンはFBを通じて全世界に配信され、管理人も見ておりました!
プレツィオージお父さん、「新マシンと言うのは初めて組立てて、スターターを使ってエンジンをかけた時が一番感動的ですね。」とも言ってましたぞ。
プレツィオージマネージャーに、父の日おめでとう!!クリックPrego