すったもんだがありましたが、ついに決まりましたね、カル・クラッチロー!!
しかし、実は23日(木)にはこんなコメントをしてましてね…
モトGP『クラッチロー:生きるために稼ぐ』
★おそらく今日(8月23日)、クラッチローはカルメロ・エスペレータ(ドルナCEO)と将来に向けての話し合いをする予定。
★『bikersportnews』に掲載されたカル・クラッチローのコメント
「自分の収入の40倍ももらっている選手達と戦うって言うのに、稼げもせずにここに居る気はない。レースで4〜6位を取るために走ったり…ごくごく稀に表彰台を獲得したりするのに、リムジンを乗り回してるような選手達相手に戦うなんてね。〜中略〜
ポンシャラル(Tech3)マネージャーの状況はそれほど良くない。プライベートチームには充分な資金も、充分な競争力を身につけるためのスポンサーもない。プライベートチームにいて、そこそこの生活ができるなんて時代は終わってしまった。
ここで金のために走ってるわけじゃない…勝てる可能性に向けて走っている。Tech3ではワークスマシンには乗れず、プライベートマシンでは勝利に挑むことはできない。金のために走ってるわけじゃないが、キャリアのある時点では生きていくために稼ぐ必要がある。
WSBに戻って、生きるために稼ぎ、タイトルや優勝を目指して戦うことが可能だ。状況を見極めなければならず、今週末で決断しないだろう。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年08月23日)
う〜ん、じゃ、どうして今回、こうもあっさりと決断できたんでしょうねぇ…。
やっぱり、上の記事にあったようにエスペレータ社長と話し合ったってのがミソだったんでしょうかね。
まっ、とにかく、その…あまり状況の良くないポンシャラルマネージャーの所に決まったわけですが…
じゃ、一番シンプルだった『Motosprint』記事から行ってみますか(あっ、単にここは紙媒体がメインだから、どんな記事でもシンプルなんですけどね)。
モトGP『ライダー市場:クラッチローTech3残留』
★カル・クラッチローが2013年の1年間のみTech3に残留することを認めた。
★チームメイトはブラッドリー・スミスで、同選手は2年契約となる。現在、モト2クラスに参戦しているが、今のところ好リザルトはなし。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Motosprint 2012年08月25日)
ほい、お次ぎは各人コメント!
『モンスター・ヤマハ・テック3 2013年は英国ラインアップ』
★カル・クラッチロー
「テック3でもう1年続けられてとても嬉しい。今シーズンは共に大きな進歩を遂げ、好リザルトを獲得してきたし、2013年にはもっと良くなれると確信している。チームやスポンサーが真摯な態度を示してくれ、また、来季に向け残留を望まれで光栄です。ヤマハ5年目となるわけで、また彼らとモトGPでやっていけると思うと興奮する。チームとの好関係が、今回の決定の決め手となった。それに報いるべく、2013年は表彰台を目指して戦っていきたいし、それができると思ってる。」
★ブラッドリー・スミス
「Tech3チームよりモトGP昇格のチャンスが得られ大変名誉なことです。最高峰クラス参戦は物心ついた時からの夢だし、こんなにプロフェッショナルなチームでそれが叶うなんて素晴らしいです。クラッチロー/ドヴィツィオーゾ選手を見れば、戦闘力のあるパッケージが得られることは一目瞭然で、楽しみでたまりません。大きなチャレンジではあるけれど、自分の力に自信を持っています。今回のチャンスを与えてくれた人全てに感謝したい。カルとの関係も良好で、彼から多くを学ぶには重要なことです。ヴァレンシアでM1に試乗するまで、今はモト2クラスに集中していこうと思ってます。」
★エルヴェー・ポンシャラル(チームマネージャー)
「2013年に向けカルおよびブラッドリーのチーム入りを発表できて満足です。クラッチロー選手は今季、素晴らしい仕事を為しており、まだまだ向上すること間違いありません。キャラクターの際立った高速ライダーで、我々としても選択に迷いはありませんでした。もちろん、彼は大変厳しい勝負に挑むことになるでしょう…今や最高峰クラスのレベルは驚異的なものですから。しかし、才能もあるし、キャリアにおける新たなる一章を成功させる強い気概もある。最大限のサポートをしていく気持ちでいます。来年に向け、このチームが我々にとってベストなものであることに疑いはなく、大きな希望でもって2013年に目を向けられます。」
(日本語翻訳:La Chirico / 英語記事:Monster Yamaha Tech3 2012年08月25日)
クラッチロー選手のコメント…そこはかとなくドゥカティに対する嫌味が見え隠れしているような…
先日、「ドゥカティには3ヶ月間騙されてた!」と怒り心頭していたクラッチロー選手なんですが、実は今回、和解したんじゃないかと言う記事もありましてね…では、相変わらず『Gpone』から!
モトGP『クラッチロー:2013年Tech3残留』
★クラッチロー自身が明かしたところによれば、ポンシャラルマネージャーからは今週末までに回答するよう言われたが、スーパーバイク復帰のことも含めてもう少し考える時間が欲しいと返事をしてある(※管理人注:結局、その後、残留を決心したようです)。
★ドルナ幹部らはクラッチロー選手のモトGP参戦を歓迎している。
★25日午前に撮影された左写真が示すよう、アレッサンドロ・チコニャーニ(ドゥカティ・コルセのプロジェクトマネージャー)とクラッチロー選手が問題点を明確にすべく時間を取ったようである。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年08月25日)
いや〜この写真だけじゃねぇ…だいたいクラッチロー選手の顔、見えてないし…
まぁ、落ち着き先も決まったことだし、いつまでもネチネチそうなタイプでもなさそうだし…
今日の予選はすっきりした気分で挑めたんじゃないですかねぇ。
でも、満足しつつも、残念がってるか…
『クラッチロー:ファーストーローで満足』
★Tech3との契約更改を済ませたばかりのカル・クラッチローが、ブルノ予選でファーストローを獲得。
★クラッチロー選手コメント
「自信があった。タイムシートの上に来るのは良いもんだ。チームやヤマハのためにも満足している。惜しむらくは、スリップ転倒してしまたこと…自分のミスだった。マシンを変えて再ストートしたが、転倒したマシンの方がセッティングも丁度良く、気に入っていた。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:MOTOGRANDPRIX 2012年08月25日)
伊TVレポーターの質問も伊語だけで理解できるクラッチロー選手に、また少し喋って〜Prego
若く、スピードもあり、更なる伸びしろも期待できる。
トークもイケててキャラも立ってるし、イケメン(?)だし
英国人というのも好都合。
そんな感じで
ほんの少し前まで、モトメルカートの目玉選手だったカルル
DHYどこにせよ、来期はワークス級の体制にいけるぜ!
サテライトのテック3なんて踏み台、オサラバYo!
2年でじゅうぶんですよ、わかってくださいよ!
と思ってたら
よくわからんうちに行き先がなくなってたでござるの巻
ちょっとねー ワークスなると、結果が追いついてきてないですねー さらなる成長に期待^m^ がんばれ カル!!
カルがなんだかんだとワリを食ってしまっていた感じだったので、ひとまず決着がついてよかったです。
可能性を感じさせるライダーなので、引き続きMotoGPクラスで見たいなと思っていたので、楽しみが増えました。