さて、ペドロサ選手の転倒ニュースが交錯する中、ロレンソ選手の手術も無事終わりましたぞ。
ご本人がツイート出しとりますな。
《すべて順調。今は休養の時。》
Todo ha ido bien, ahora toca descansar. / All went well. I have to rest to be at my best now. pic.twitter.com/fQm8PKwoX3
— Jorge Lorenzo (@lorenzo99) July 13, 2013
FIM(国際モーターサイクリズム)の方から、手術について詳しい発表も出ております。
★ホアキン・ロドリゲス執刀医のコメント。
「昨日の事故で生じた外傷により、もともとの骨折箇所がわずかにずれ、再手術を行なう事となりました。同手術では骨接合に新たなプレートを挿入し、先のビス8個に対し今回は10個要しました。骨盤からわずかに骨を移植する必要があり、乾燥骨を混ぜて使用しました。同プラントは鎖骨に挿入され、カルス生成を促し、骨組織の強化を加速させます。[-中略-]手術は2時間で終わりました。」
(Source:2013年07月13日FIMプレスリリースより抜粋)
先日はヴァレンティーノ・ロッシ選手が、今回の転倒多発についてコメントしとりましたが、本日は分析家肌のアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手も語っております。
★転倒多発についてアンドレア・ドヴィツィオーゾが次のようにコメント。
「モトGPで此処のコースに挑むのは、まったくもって楽しくはないですね…ただ、全選手、条件は同じだから。ブリヂストンタイヤは最良のものだけど、温度を上げるには危険を冒し、かなりの圧力をかけなければならない。右折コーナーが3ヶ所のみって言うのは右側の温度を保つには難しいし、ダンロップを使っている低排気量クラスでも転倒が多発してましたからね。このコースの限界なんでしょ。
【異なるタイプのタイヤが役に立つ?】それについてはセーフティ委員会に話しました。フィリップアイランドにも同様の問題があってね。フロントにもダブル・コンパウンドがあると良いんじゃないかなぁ。タイヤメーカーとではなくカピロッシ氏に話してみる事になるでしょう。全選手が妥協できるような形で…現在まで改善できてきたんだから、まだまだ安全面を伸ばしていけるでしょう。単純に、此処はリアのグリップのなくなり具合がチェックしづらいんですよ。マージンがない…旧ブリヂストンタイヤの時みたいなね。僕的には異例の出来事だと思いますけどね。
【第11コーナーが危険…】そうですけど、レイアウトを変える事なんてできないでしょう。スペースが僅かしかないし…パドック近くを通ってるし、反対側は崖だし。エスケープゾーンの増設は難しいでしょう。ただ、下り6速で方向転換は危険ですけどね。
【ロレンソ/ペドロサ選手が攻め過ぎていた?】いや、それには賛成できないな。ロレンソは決して大きな危険は冒さないし、限界ギリギリで走ったりしませんから。強いて言うなら、時々、小刻みにテンポが上がる事はあるけど、他の選手のように危険は冒さないように見えますね。ダニもかなり注意深い方で…必要な時しか危険は冒さない。ただ、それでもケガはしてましたけどね。つい、うっかり…なんて話じゃないですね。僕ら全員、自信を持って戦い、それ故に速くなるんですから。皆、ぎりぎりの所で作業してますよ。」
(Source:2013年07月13日Gpone記事より抜粋)
いや〜決勝レースは何事もなく終わって欲しいもんです。
安全祈願クリックPrego
四天王がグリッドについてこそ盛り上がるモトGP、なのに本当に転倒、受傷者の多い、多す
ぎる今大会です。
とくにペドロサのハイサイドの様子は(安心して信頼しきって)そうも開けてないのに、一昔前
によく見たシーンのような転倒でした。
今回投入のタイヤには?
巻き添え、マシントラブル以外は、本人の責任とはいえ、こういう形での勝負のつき方は、やはり好ましくは無い。 先が有るので、復活して来るけれど、全員でバトルをしてこそ、チャンピョンシップ。 でも、マルケス、チャンスだ。
転倒は2輪の宿命とはいえ、ハイサイドが連発。それも、トップライダー達。今シーズンは転倒が多いように思う。けが人続出だけど、とにかく怪我が無い様に祈る。そして、回復祈願。
ドヴィの発言からすると、怖いのは、イキナリ来るリヤタイヤ+コース特性のようだが、ロッシはフロントに言及。転倒した本人達が、語ってくれると良いのだが、何が起きたか判らないと言ってる。
今年は何か、リヤが不可解なブレイクの仕方をする様な気がする。やはりタイヤなのかな。
ロッシの発言からすると、リヤだけ非対称なので、磨耗や温度による、前後のグリップバランスの変化が左右違う事が問題?
なんて言うか、高度に乗りこなしている選手ほど転倒しているような気がする。ずっと左の後の右、そしてまた左続きの後ストレートで温度が下がっての右。2輪にとって怖いコースだ。まるで、罠。