ロッシTTレースの思い出、ホンダMoto3機のお値段…etc：2014ヘレスGPこぼれ話

『2014ヘレスGPこぼれ話』

★ヴァレンティーノ・ロッシがル・マンGP中、マン島TTレースの思い出を語った。
「ものすごく歴史あるレースだが、マン島に行くまでは、どうしてあんなに危険なレースに大勢が夢中になるのか全く分からなかったですね。その後は理解しました。驚異的なコースだし、マシンに乗って入って行ったらプッシュしないよう我慢しなければならないんですよ。」

【ジャコモ・アゴスティーニ元選手の後ろに付いて1周した際、彼が“ロッシを後ろに抑えておくのは難しくはなかった”って言っていたが…】
「（笑）ジャコモの後ろに付いて走りながら、“全コーナーについて、まだしっかり覚えていてくれますように…”って願ってました。そうじゃなければ、彼がケガするかもしれないでしょ！気違いみたいなポイントが2〜3ヶ所あるし、プッシュする時はね、何か上手く行かないかもしれないなんて絶対に考えちゃいけないんですよ。」
（2014年05月16日Gpone記事参照）

★なぜホルヘ・ロレンソはFPやWUで出した好リズムをレースで繰り返せなかったのか？
（ロレンソ選手が回答）
「何らかの理由により、ここ2戦で自分の実力を発揮できないんです。特に、スタートで差を付ける事ができないんじゃないかなぁ。以前は第1コーナーでは1〜2位を走っていたものだが、最近は4〜6位で…これでは挽回するには難し過ぎるんですよ。ル・マン戦では良いライディングではなかったが、ウォームアップ（WU）ではセッティング面で前に進めたような感じだったんです。これまでのキャリアで初めてM1機のフロントを犠牲にして、リアを優先させましたよ。でも、思った通りのものは得られなかった。残念ながら、こう言う事はあるもので。去年、F1でセバスチャン・ベッテルがほとんどのレースで勝っていたのに、今年は自分のチームメイトにやられてるでしょ。」
（2014年05月18日Moto.it記事参照）

★今シーズン序盤、モトGPクラスでオーバーヒート問題が多発したため、セーフティ・コミッションは安全面より、同クラスのカーボン製フロントブレーキディスクの使用サイズ変更を満場一致で決定した。

★現規定ではカーボン製フロントブレーキディスクのサイズは2種類あり、直径320mmはほぼ全サーキットで使用され、直径340mmは茂木で使用される。また、バルセロナとセパンでは、2種類のうちどちらかを選択できる。

★セーフティ・コミッションは今回、ブレーキ設備メーカーの支持を受けつつ、全サーキットで2種類のサイズから選択可能とした。なお、茂木は例外とし、直径340mmのみの使用とする。
（2014年05月22日Omnicorse.it記事参照）

★かつてモトクロスとロードレース両方で活躍したジャン＝ミシェル・バイル（45才）がル・マンGPのパドックを訪れ、多くの選手らから熱く歓迎されていた。同氏は現在の仕事について聞かれると、「少しずつね…フランスTVとコラボして…レースのコメンテーターをやったりね。でもモトGPは年間5〜6回ぐらいで、現地からは一回だけ…ここル・マン戦だけですね。その他はパリのスタジオからやってます…そっちに住んでるもんですから。」
なお、同氏はロードレース世界選手権時代にPPを2回獲得し（250ccクラス1回、500ccクラス2回）、現在は完全にリタイヤしているが、趣味でモトクロスは続けている。

★今回のル・マンGPの観客数は日曜日の決勝レースで88,222名、3日間の合計で178,073名と大成功だった。これによりドルナと同サーキットの契約は2021年まで更新された。

★今年はHRCがモト3マシンの開発に力を入れており、300万ユーロ（約4億1400万円）の投資が見積もられている。しかし2014年末には、おそらく500万ユーロ（約6億9000万円）に達すると見られている。
（2014年05月19日Moto.it記事参照）

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