『ロレンソ:打開策?別のマシンにすること』
★シルヴァーストーン戦FP2を11位で終えたホルヘ・ロレンソのコメント。
「現在、リアタイヤがかなり滑っていて…そのうえ路面が穴だらけで、フロントに振動が走るもんだから、コーナにマシンを差し込んでいけないんです。それにコーナー中盤と立上がりに問題があって…実際のところは全部あちこちにですね。」
【絶望的?】
「タイヤはこれなんだから、あとはセットアップで手を加えて合わせていくしかないでしょ。問題は、カタールやオースティン、ル・マンの時と同じなんです。どう解決すべきか考えてるところなんですが、ただ、明日になったらすっきり解決してるなんて事は望めませんね。多分、20〜30%ぐらい良くできる程度で…それ以上はないでしょう。」
【なんとか取り繕って、被害を少なくするだけ?】
「なんて言えば良いんでしょうねぇ…完全に問題を解決しようと思ったら、100%違うマシンが必要でしょうね…そんなものはありませんけどね。ホンダ機は、あの シャーシなら良いでしょう。ヤマハ機の方はコントロールしづらくって。この状況を変えるには、ちょっとした変更だけじゃ絶対に無理ですよ。今のところ目標はマシンを改善する事…どの程度改善できるかは分かりませんが。」
【天候によっては…気温が上がるか、雨が降ったら助けになる?】
「もしかしたら…暑くなったら多少の助けにはなってくれるかもしれませんが(熟考)…分かりませんね。このタイヤとうちのシャーシじゃ、問題はすべて大きくなっていってしまう。他のヤマハ機も苦戦してるし…(ブラッドリー)スミスがね、新タイヤを使ってましたけどね…でも、それを履く前は僕らと似たようなペースだったでしょ。ウェットコンディションは望んでません…いつだって宝くじみたいなもんですよね。
こう言う状況になってしまったら、楽天的になってた方が良いでしょ。」
(2014年08月29日Gpone記事参照)
ちなみに、ロレンソ選手はFP後、エンジニア陣とのミーティングのため、上のインタビューの時間に遅れて来たぐらいだったんだそうです。
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またマルケスの連勝が始まらないことを願うばかり…
ヤマハ陣営、ガンバってくれー!
あまりストレートにヤマハ機をディスってしまうのはマズイような気も…(^_^;)
この場面は辛くても
「難題は多いですが、ライダー、メカニック、スタッフ一丸となって問題解決のためにハードワークしますよ」
と言ってチームにハッパをかけた方が、後々のためにも良いように思ってしまいます。
日本的な考え方かもしれませんが。