ロッシ助言、兄マルケスも語る…弟マルケス＆ラバト：2014セパンGPこぼれ話

　

『2014セパンGPこぼれ話』

★ヴァレンティーノ・ロッシがセパンGPの木曜会見で、総合優勝に王手がかかっているエステヴェ・ラバトおよびアレックス・マルケスについて次のように語った。

【日曜の決勝レースではモト2/モト3クラスの総合優勝が決まるかもしれないが…弟マルケス＆ラバト選手に何かアドバイスは？】
「それぞれ、状況が違いますよね。ティト（ラバト）は大きく引き離してるから、いつも通りやれば良いでしょ…マシンをきちんと調整してね。それで優勝を狙ってスタートを切り、レース中は状況を把握する事ですね。アレックス（マルケス）の方が厳しいかな…まぁ、けっこうな差はつけてますけどね（この時点では総合2位ジャック・ミラーと20ポイント差）。モト3クラスは計算しづらいから…常に厳しい競合いになるし、加わってくる選手も多いですからね。最高のシチュエーションとしては…グループの先頭で仕切って、ごたごたからは離れている事でしょうね。」

【どちらの総合優勝に賭ける？】
「両方ですね…いや、ラバトの方に多く賭けるかな（笑）」

【両選手が総合優勝を決めたら『マルケス派』の大勝利でしょ…3人一緒に（マルケス兄弟＆ラバト）トレーニングしてるんだから…】
「同じ年に兄弟揃って世界チャンピオンになるなんて驚異的ですよ…そのうえ、ティトもあそこのメンバーでしょ。彼らのトレーニング方法が特別なのかなぁ〜なんて、ちょっと思ってしまいますよね。でも、特に秘密あるとは思ってませんよ。強い選手に立ち向かっていたら、レベルは上がるものだから…うちのアカデミーでも、ちょっとそんな感じですよ。」

★なお、ロッシ選手は23日（木）午後、『VR46アカデミー』の生徒ら（フェナーティ、バニャイア、ミーニョ）を連れてコースを1周走り、各ポイントを伝授していた。
（2014年10月23日Gpone記事参照）

★マルク・マルケスがセパンGPの木曜会見で、弟アレックス選手について次のように語った。
「モト3クラスは、ずっとプッシュし続けなければならず…ちょっと一息つこうものなら、アッと言う間に上位5位から脱落してしまうから。アレックスへのアドバイスは、ずっと集中してプッシュする事ですね。たとえジャック（ミラー）の後ろでゴールしたって、それで世界が終わるわけじゃないんだから。今はジャックの方がプレッシャーは大きいでしょ…ミスなしで、1位にならなければならないんですからね。」

【自身のライディングスタイルとアレックス選手のを比較すると？】
「（弟は）僕より背が高いけど、僕より軽いんですよ。僕らのスタイルはかなり違いますね。弟は正確で、ソフト…マシンが動きませんね。僕はその反対で…同じ走行ラインで走る事ができないんですよ。モト3機に乗ってるって事も影響してるんだろうけど…僕も125cc時代はもっとスマートでしたから。その後、モト2機に乗ったら変ってしまって…多分、弟も同じようになるんじゃないかな。でも、メンタル面は2人とも同じです。2人とも勝ちたいし、常に全力投球です。」

【ラバト選手については？】
「あの人は『中身がぎっしりタイプ』で…信じられないですよ…各セッションで25周回走るんですから。毎回、ティトに聞いてるんですよ…“レースまでに疲れてしまわないの？”って。もの凄い働きものですね…よくアルメリアのサーキットで走ってるんですが、自分のマシンへの信頼感が特別なんですよ。」
（2014年10月23日Gpone記事参照）

★セパン戦モトGPクラスの決勝レースでマルク・マルケスが1位でゴールし、ホンダのコンストラクター総合優勝も決まった。ホンダはこれで63回目のタイトル獲得となった（最高峰クラス21回、350
ccクラス6回、250ccクラス19回、125ccクラス15回、50ccクラス2回）。
（2014年10月26日Omnicorse.it記事参照）

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2014セパンGP内輪話
ホンダ対KTM！？猛烈ミラーがマルケス弟を攻撃、ダニー・ケントも加担？