『2015年SBKレギュレーション:EVO機のみ認可』
★2014年SBKシーズンは、旧来のレギュレーションから新規のそれへの過渡期とされ、ファクトリーチームはフル・スーパーバイク機で(市販車のシャーシを使用し、エンジンおよび電制システムは広範囲に渡り改良されている)、また、プライベートチームはEVO機(経費削減と参戦マシン増加のため市販車のシャーシ、エンジン、電制システムを使用。)で参戦していた。
★2015年シーズンは、全マシンがEVO機となる。
★2015年より使用可能なエンジン数は、ラウンド数の半数とする。つまり、最大7基までとなる。
★電制システムに関しては『スーパーバイク・キット』が導入される。ファクトリーチームによる専用コンポーネント所有は認められず、クライアントおよびプライベートチームも使用できるものとせねばならない。
『スーパーバイク・キット』は8000ユーロ(約108万円)以下とする(※メインチームが現在、電制システムに使用している予算より遥かに低い)。各チームはシーズン開幕時に1種類の電制システムを明示し、同じソフトウェア(※シーズン中、3回まで開発可能)をプライベートチームにも提供すること。
★ホンダとカワサキのファクトリーチームが以前より採用している『ライド・バイ・ワイヤ(電子制御スロットル)』については、プライベートチームへも上限2500ユーロ(約33万7500円)で同一のシステムを提供しなければならない。なお、2017年SBKでは、『ライド・バイ・ワイヤ』は市販機に搭載されているもののみとすること。
★シャーシについては既に2014年シーズンより、フル・スーパーバイク機もEVO機も市販車のものが使用されていたが、2015年からは公差(※機械工学に代表される工学において許容される差のこと)は認められなくなる。
技術的検証は、ドルナの直接指示の下で行なわれ、将来的には更に厳しくなる予定
★エンジン構造に関しては、シリンダーヘッドへの作業は可能だが、構造上のモディファイは許可されない。また、コネクティング・ロッドの交換は可能だが、市販機に搭載されているものと同じ重量のものであること。ギア比に関して、現在は2種類のセッティングが可能だが、最終的には1種類のみとなる予定。
(2015年01月22日Derapate.it記事参照)
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