『ドヴィツィオーゾ:ペトルッチがフェアじゃなかった』
★4月9日(日)アルゼンチンGP決勝戦で、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が第14ラップでアレイシ・エスパルガロの転倒に巻き込まれ、転倒リタイヤとなった。
★転倒リタイヤ後、ドヴィ選手はエスパルガロ選手に対してではなくダニーロ・ペトルッチに対して腹を立てていた。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
【最初から説明してくれる?】
「けっこう順位を挽回できてたんで喜んでたんですよ。ただ、スピードはあまり出てませんでした。理由はまだ分かりません。今週末はずっとグリップ不足だったんですよ。
最終的には5位争いができていたと思います。ダニーロ(ペトルッチ)の後ろについた時、彼のリアタイヤがタレてるのに気づいて、抜こうとしたら強めのブレーキをかけてきたんですよね。(ペトルッチはずっと)ちょっと限界ギリギリの操縦をしていて…僕に対してだけじゃなくね。ダニーロは他の選手が上手く立ち回れるようなチャンスをまったく与えずに、スペースを閉じまくって走ってました。常に転倒しそうになりながらね。」
【具体的には何が起きたの?】
「各選手、自分の強みを活かすのは当然だが、ダニーロの場合、やりすぎてたんですよ。全ての引き金は彼ですから。僕は彼にぶつかりそうになったが、なんとか避けたんです。でも、エスパルガロが近くにいて…転倒して、僕に突っ込んできたんです。アレイシがミスをしたわけだけど、でも、ダニーロの勝負の仕方がフェアじゃなかったんですよ。本当にがっかりですね。総合順位のための貴重なポイントを稼げてたはずなのに。ダニーロとの関係は良好なんで、ちょっと話してみますよ。ただ、彼にしてみたらそれほど重要なことではないんでしょうけどねぇ(笑)。」
【今週末は予想以上に手こずっていたようだが…】
「カタール戦ではこう言う問題は出なかったんです。だから、原因を突き止めないと。セッティングが原因なのか、それともタイヤか、トラックの方なのか。オースティンでは気を取り直して頑張りますが、今のところ、パフォーマンスはかなりタイヤに左右されますね。ここもそうだったでしょ。今週末はがっかりですよ。ただ、状況を上手く乗り切れたことに関しては喜んでますけどね。」
【ドゥカティ勢トップはバウティスタ選手だったが…】
「GP16機とGP17機には、それほど大きな違いはないんです。プライベート選手のマシンも今は戦闘力が高いと言うわけです。アルヴァロ(バウティスタ)のことは何年も前から良く知ってるが、今回のパフォーマンスには驚きました。あれは凄かったですよ。」
(2017年04月10日『Gpone』記事参照)
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ドカティは羽根の開発よりも衝突被害軽減ブレーキを先に進めた方がいいんじゃない?