『ドヴィ:優勝は頭脳と作戦の賜物』
★6月11日(日)バルセロナGP決勝戦で、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が優勝を獲得した。ムジェッロ前戦に引き続き、2連勝となる。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「今週末は誰にとっても実に奇妙でしたね。うちが勝てたのは、他より速かったからじゃない。トラックとタイヤの限界を理解するにあたり、うちが賢かったからです。
タイヤの消耗がかなりのものになるってことを理解し、持久面に集中して作業をしたんです。各セッションでのタイムは重要ではなかった。FPでは1分45秒前半なんてタイムが出ていたが、レースでは皆無だったでしょ。
それを念頭において、操縦に集中しました。路面温度が50度ってこともあり、グリップが少なかったことを基本にしながら、マッピングでパワー調整していったんです。」
【無理にプッシュはしていかなった…】
「マシンはけっこう速かったけど、僕もダニ(ペドロサ)もコーナーで無理はしてなかったんです。2人ともプッシュしてませんでした。(そんなことをしたら)完走できなくなるって、互いに分かってましたから。
ダニよりも僕の方が楽でしたね。加速の度にタイムが稼げたんで、ブレーキングで無理をする必要がなかったんです。おかげでフロントタイヤを温存できました。
首位に立った時、もう少し強い走りができそうだなって思ったんです。少なくとも、あと0.5秒は速く走れるなって。ただ、タイヤが逝っちゃってるって分かったんでね。さいわい、ダニもマルクも同じ状況だったんで、何周かの間、歯を食いしばって頑張ってたら、こっちのリズムには付いて来れないって、むこうが気づいたみたいです。」
【バルセロナでテストをしていたが…】
「テストはしたんですが、結果は悪かったんですよ。ただ、今週末はけっこう変なコンディションだったし、うちは他より賢かったんで、それを上手く読み解いていったんです。FP4では、あの暑さの中で唯一、ユーズドタイヤに合わせて妥当なタイムを出していったんです。それで、優勝できるかもって思いました。セッティングも試してみたところ、フロントのフィーリングがかなり上がったんですよ。」
【総合順位では首位と7ポイント差で2位だが…】
「ヴィニャーレスとそんなポイント差になるなんて、本当に想定外の出来事です。でも、今はチャンピオンシップのことは考えてません。マシンの長所も短所も把握しているからフル活用できてるけど、ここ2戦…僕らが勝てたレースでは短所の方は顔を出してませんから。タイトル争いをするには改善すべき側面がいくつかあるんです。浮かれてられませんよ。」
【ドゥカティ2連勝はストーナー時代以来、久しぶりのことだが…】
「飲み屋の与太話では、このマシンで勝てるのはケーシーだけだなんて言われ続けてきたけど、そんなことはないってことを明らかにしましたね。」
(2017年06月11日『Gpone』記事参照)
(2017年06月11日『Motorsport.com』記事参照)
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写真見た時に一番に目に入ってきたのは嬉しそうなホルヘの顔で。
あれ?主役どこ行った?ってマジで探してしまいました。
成績うんぬんはともかくとして、こんな表情出来るってのは移籍して正解だったんでしょうね。
写真…ドヴィを探したよ、結果や本文見てなければ、ホルヘが優勝したと思う程ええ顔してるね。
ライバルだけど、ライバルの勝利を喜べる姿は見ていてとても良い。私はロッシファンだから今回のレースは少し残念ではあったけど、ホルヘの素直に祝福する姿にほっこりしました。
アンチロレンソの僕だけど、今の状況はちょっと心配。
ロッシがドカで苦しんだ時と違ってチームメイトは結果出せてるわけなので、乗り方を理解できればまた優勝争いの常連に戻れるかな。
思えばドビだって2シーズン前は今のロレンソみたいに後半までタイヤもたないレースしてたし、ドカを乗りこなすにはそれくらい時間がかかるってことかな。