ザルコPP獲得『いつファクトリー機に乗れそう？』2017アッセンGP

『ザルコ：PP獲得に点数をつけるなら…優勝なら10点満点なんだけど』

★6月24日（土）アッセンGP予選で、ヨハン・ザルコ（ヤマハテック3、ルーキー）がウェットコンディションのなかモトGPクラス初PPを獲得した。

★ル・マン戦では初表彰台を獲得している。

【大満足？】
「PP獲得だなんて最高に幸せですよ。今日は雨だったけど、時間を追うごとに自信が増していきました。
FP4ではスリックタイヤを履いてみようかなぁ〜って本気で思っていたら、また降り出してきてしまって。こう言う状況すべてが予選に向けて有効でしたね。ただ、モディファイをしている暇はあまりなかったけど。」

【予選2では全力でぶつかっていった…】
「できるだけ長いことトラックに残ってるようにしてました。プッシュするよう頑張ってね。一瞬、タイヤ交換しようかなとも思ったんですけどねぇ。白状すると、こう言うコンディションだと他の選手よりもタイヤ消耗が少ないんですよ。」

【ファストロースタートってことで、また表彰台が期待されているが…】
「『表彰台プラスもうちょっと』が期待されてるみたいです（冗）。当然のことながら隣はマルケスで、『ザルコはプッシュしてくる』って言ってましたね。そうするつもりです。表彰台2回目って言うのが、けっこうなリザルトだってことは分かってますから。
前からのスタートなら、チャンスも大きいってことでしょ。PPなんだから、更に大きいわけだし。」

【タイヤについては？】
「ドライなら柔らかめが使えるかどうか検討してみます。気温に合わせての選択が重要になってくるでしょう。明日はけっこう寒いようだから、ソフトでもいけると思うんですよ。今も言ったとおり、モト2時代の経験からすれば、タイヤへのストレスは少なくて済むはずなんで。」

【チャンピオンシップに向けてもサプライズとなりそうで…】
「こう言う状況になるとは思ってませんでした。残念ながら、バルセロナではFPで苦戦してしまい、ルーキーって感じの状態だったけど。目標は優勝争いに加わりつつ、表彰台に上がることです。」

【ファクトリー組をさしおいてヤマハ勢トップだが…】
「ファクトリー機の方は、週末の間ずっとコンディションが安定している時に違いを見せてくるんです。でも、こう言う状況になってしまうと、また話が違ってくるんですよね。」

【今日のPP獲得に点数をつけるなら？】
「今日の結果には点数はつけたくないですね。でも、もし優勝したら10点満点かなぁ。ドライに関しては、まだ学習中です。魔法のセッティングがあるとは思ってません。このマシンにはかなりのポテンシャルがあって、それを活用するだけですよ。もっと寒くなってくれたら理想的ですかねぇ。」

【いつファクトリー機に乗れそう？】
「開発もできるようになったら乗れるでしょう。」

（2017年06月24日『Gpone』記事参照）

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ザルコ選手のイタリア語って、ポアロ探偵のイタリア語吹き替えに似てるんです。
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