『ペドロサ:僕とロッシは新たな手を考え出さねば』
[ 前半はこちら ]
★年齢やライバルについてペドロサ選手のコメント。
【モトGPクラスではロッシ選手に次ぐご長寿ライダーだが…】
「僕のライディングスタイルはちょっと古いんですよ。僕が31才で、ヴァレンティーノが38才…それで、20才の若手ライダー相手に走ってるんですからね。
(今の若手ライダー達は)子供の頃から4ストロークに乗っているでしょ。僕らみたいに2ストロークじゃないから。ずっと重いマシンに乗り、タイヤも色々使って、若年向けの大会の頃から肘を擦りながら走ってね。
だから、僕らは何か新たな手を考え出さなければならないんですよ。古いライディングスタイルをやめて、新しいスタイルを受け入れていかなければならない。難しいですよ。もう世界選手権で走って何年にもなるわけだし、現在はちょうど過渡期で、タイヤもブリヂストンからミシュランへと変わり、とにかく何から何まで新たな手を考え出さなければならないんだから。」
【プレッシャーも大きい…】
「そうですね。以前は…何年か前はジャーナリストの数も少なかったけど、今はTVやソーシャルメディアが速攻で情報を発信し、あちこちに拡散していくでしょ。プレッシャーは大きいし、年々、増えていってます。
ニコ・ロズベルグなんか良い例でしょ。引退してしまってね。現在、ストレスって言うのは決して馬鹿にできないファクターなんです。プレッシャーはどんどん増えていくけれど、それに耐えられるほど人間の身体は速攻で進化できませんから…。」
【これまで何人もの名ライダーとチームを組んできているが…】
「最初のチームメイトはニッキー・ヘイデンでした。メンタルが物凄く強くて、FP/予選でチームメイトの方が0.5秒ぐらい速くても気にもしないんですよ。とにかく、レース本番になると前に出てきてました。
ケーシー・ストーナーは破格ライダーですね。ウォーミングアップとか必要ないんですから。マシンに乗ったら、即100%の走りができるんです。
アンドレア・ドヴィツィオーゾは冷静さが印象的でした。他の選手が何をしていてもストレスを受けないんです。彼を安全地帯から引っ張り出すなんてことは不可能なんですよ。
マルク・マルケスはスポンジですね。他の選手からあらゆる事を吸収していく。一番良い所を吸い取るんですよ。」
【ロッシ選手のライバルと言われる選手の中で、ペドロサ選手は奇跡的に良好関係を保っているが…】
「ヴァレンティーノの強味は…ヴァレンティーノだってことですね。なんて説明したら良いんでしょうねぇ。接触戦に強いけど、特に精神的にね。彼は勝利メンタルなんですよ。ヴァレにとっては4位より3位の方が良いし、3位より2位の方が良いんです。とにかく、諦めないんですよね。」
[ 完 ]
(2017年04月06日『Gpone』記事参照)
『note』最新号のモトGP枕話、無料で閲覧できます!
今回は、ミラー選手とバルダッサッリ選手の大転倒について!!
今年のペドロサ選手が好調なのは、ジベルナウコーチによる『ハッピー自己啓発』が効いてるからではないかと…
「今、幸せ?」と訊かれ、おずおずと小声で「はい」と答えつつ、ペドロサ選手が独自の幸福論を語っております。
ちなみに、ペドロサ選手のジョークってちょっと変わってるんだそうですよ。
詳しくはこちらでどうぞ。
【ペドロサ11年ぶりに語る、2006年ニッキー・ヘイデン追突】[2017年07月26日 発行 Vol. 150]
●ペドロサ幸福論
・タイトルを獲得しなくても幸せ?
・アルベルト・プーチ「結果が全て」
●ジベルナウ:懲役2年6ヶ月の求刑
・脱税疑惑
・ジベルナウ釈明
他
『Vol.150』だけ読みたい人は、『note』で100円(外税)購読がオススメ。プリペイドカードも利用可能。
7月分ぜんぶを、オトクな料金で読みたい人は『まぐまぐ』が300円(外税)!
7月分ぜんぶ無料で読みたい人は『まぐまぐ』を登録して…内緒でこっそり7月31日までに解約しちゃって。
[amazonjs asin=”B01N07PCHZ” locale=”JP” title=”奇跡の人 DVD”]
ロッシ選手とライバル兼ともだちでいるって、やっぱ奇跡なんですねぇ…(しみじみ)
[threecol_one]奇跡の人いいね!Prego[/threecol_one][threecol_two_last]
[/threecol_two_last]