『ロッシ:ヤマハ機だとカードゲームをやってるみたい』
★2月18日(日)、モトGPブリーラム公式テスト最終日を、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が10位で終えた。なお、3日間総合順位は12位。
★プライベート選手のヨハン・ザルコ(ヤマハテック3)は、最終日2位、3日間総合でも2位だった。
★チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは「すべて上手く行かなかった」と言っていたが、ロッシ選手は最終日に何かポジティブな手がかりを見つけたようである。
★ロッシ選手のコメント。
「今日は好タイムを出しつつ、改善して行けたんですよ。惜しいことに、ここぞって周回の最終コーナーでミスってしまってねぇ。それでゼロコンマ何秒かロスってしまいました。1’30”2”は出せそうだったんですけどねぇ。」
【セパンからブリーラムにかけて、色々と変わったようだが…】
「セパンでは速いのが大勢いたけど、今回はけっこう苦戦してたでしょ。両方のトラックで速かったマシンはマルケスのホンダ機ぐらいだったと思いますけどね。あと、クラッチローとペドロサもそうだけど。
一方、ドゥカティは、セパンでホルヘ(ロレンソ)が最速だったけど、今回はそうはいかなかったし。」
【ロッシ選手はもう一歩前進しなければ…】
「改善していかないとね。電制システムに関して、大きく一歩前進ってわけには行かなかったから。現在はそんな状況ですよ。もしかしたら、カタールテストでは上手くいくのか。あいにく、どうなるかなんて分からないもんだし。」
【今やるべきことは?】
「エンジニア陣が必要とする情報はすべて提供しました。ただ、そんなに簡単な話じゃないんですよね。今も言った通り、電制システムに関し、カタールに向けて大きな変化があるとは思えませんから。」
【ブリーラムテストをまとめると?】
「終盤、けっこう速くなりはしたけど、確かに苦戦していたし、厳しかったですね。去年みたいな状況になってました。問題は、何に見舞われるのか見当もつかないってところなんですよ。まるでカードゲームでもしてるみたいでね。これまでのキャリアで、そう言う状況は2017年だけだったから。以前、タイヤは安定していたけれど、今は何でも変わって行ってしまいそうでしょ。」
【ポジティブな面もある…】
「荷重バランスに手を入れてみたところ、コーナー進入が速くなりました。加速でも強さが感じられるようになったし、フロントでもそうですね。あいにく、リアタイヤで苦戦してしまうんですけどねぇ。」
【タイヤについては?】
「柔らかめタイヤだと速く走れるんですが、レース距離では苦戦してしまいます。固めだと、その逆なんですよね。完走はできるけど、パフォーマンスがいまいちで。」
【ヴィニャーレス選手より戦闘力が高いようだが、つまり、ロッシ選手の進んでいる方向のほうが正しいってこと?】
「実際のところ、そう言うのって、メディアの皆さん向けのコメントであって…実際は、その通りではないんですよね(笑)。
僕はあるマテリアルを使い、彼は別のを使うかもしれないんだし。
マーヴェリックとはフレームと電制システムについて話し合ってるんですが、でも、すべてはタイヤに依るんですよ。タイヤは今日良いかと思えば、明日は駄目って感じでね。
個人的には今回のフレームの方が良いと思いますよ。2016年のに近いし。
ブリーラムではけっこう色々なものを試したけれど、今も言った通り、大きく一歩前進ってことはできなかったですね。」
(2018年02月18日『Gpone』記事参照)
ヤマハとかけてミシュランと解く…その心は?
ヤマハには温め直しのスープは向かない…
詳しくは、こちらでどうぞ。
【2018セパンテストまとめ2 ヤマハ】[2018年02月15日 発行 Vol. 175]
●最終日、謎の失速の原因は?
・マシンの戦闘力は高く、ライダーも満足しているが…
・エンジニア推論「暖め直しはヤマハに向かない」
●謎の失速、電制システムが原因かも?
他
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カタールが楽しみです。
どちらかにせよ。
ロッシの暗黒時代10年目か゚(゚´Д`゚)゚
ロッシの電子制御は今も関さんが担当なのでしょうか?