MotoGP

ロッシがヤマハに最後通牒:ヴァレンティーノ・ロッシ

世界ロードレース9連覇を果たしたばかりのヴァレンティーノ・ロッシ。
チラホラと漂っていたドゥカティ移籍のうわさ話が、ちょっとずつ表面に現れてきましたよ。

 

 

バレンシア 『ヤマハに最後通牒、自分かホルヘのどちらを取るのか』

最後通牒とまではいかなくても、ギリギリのところまではきているのだろう。ついにヴァレンティーノ・ロッシ(左写真)が公のもと、こう発言したのだから。
「ドゥカティから好条件のオファーを受けています。」
ロッシ選手はオファーを受けていることや、ヤマハに対し「自分を取るか、ホルヘ・ロレンツォを取るか」の選択をせまっていることを認めたのだ。
すぐにと言うわけではなく、2011年には…と言う話。
ヤマハ・レーシングチーム総監督の古沢政生氏が「ホルヘ・ロレンツォ選手は同チームにとって重要な戦力である」と述べたことが、ロッシ選手のお気に召さなかったのである。
慣例的な発言だったのだろうが、ロッシ選手が世界タイトル9連覇を果たした直後に発せられたのだ。
ロッシ選手はバレンシアでのBBC英放送のインタビューで、次のように話している。
「ドゥカティから好条件のオファーを受けているので、ヤマハには決断してもらわないと。ヤマハは僕のことをもう少し尊重すべきだと思います。僕とホルヘ(編集部注:ホルヘ・ロレンツォ)の、どちらを取るのか決めてもらわないと。」

交渉 − 9月に行われたサンマリノGPでは、ロッシ選手がドゥカティ・チームや同チームの総合ディレクターであるフィリッポ・プレツィオージ氏を手放しで賞賛していたていたことから、ロッシ選手と同チームとの関係が良好なのは見てとれた。
また、ロッシ選手にとって今シーズン1番のライバルはロレンツォ選手であり、ヤマハはそのロレンツォ選手に対しロッシ選手と同じデータを与え、調整も同様にさせていたのである。
なお、スタッフ間に流れている噂によれば、ドゥカティ・チームの公式ライダーであるケーシー・ストナー選手は、ロッシ選手とチームメイトになるのは大歓迎なのだとか。
まぁ、ホンダよりはマシだろう。
ホンダは、ドヵティのテクニカルディレクターであるリヴィオ・スッポ氏や、ヤマハのテクニカルスタッフ3名を引き抜くなどの強引な戦略を展開しており、それもこれも元ホンダレーシング・F1チームをも率いていたテクニカルディレクターの中本修平氏が、2011年にはストナー選手かロレンツォ選手との契約を希望しているためらしいのだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2009年11月9日 Corriere della Sera)

 

 

一応、別紙によればロッシは、
「自分とヤマハの間にある愛着、関係はなにか特別なものなんです。ヤマハのことを裏切りたくないし、自分にとっても引退まで今のままの状態でいれることは大事なんですよ。ヤマハにとってもそうであるように。」とも発言しているそうですが。

 

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