モトGP 『ロッシ選手、12位で満足!』
「ミザノでのテスト後、僕らはけっこう悲観的になってたんだ。」
ドゥカティのモトGPライダー、ヴァレンティーノ・ロッシ選手とニッキー・ヘイデン選手が、デスモセディチGP11機を駆って冬期テストを開始した。
ロッシ選手の方は、1月26日にミザノサーキットでスーパーバイク1198機に乗りプライベートテストを終えているが、その際、いまだ右肩に力が入らないこと、まだ痛むことなどを明らかにしている。
今日のテストでは何十周をも完走できたこと、GP11機のセッティング作業を開始したことについての満足感の方が強いようだ。しかしながら、体調の方はいまだ障害になっており、コースでの走りを大いに影響を及ぼしている…と言うことで、今日のロッシ選手のテスト結果は12位。
ニッキー・ヘイデン選手もまた技術面での改良作業を何ヶ所か始め、今後、セッティングが向上することを期待している。
ちなみにヘイデン選手の方は、本日の結果13位となっている。
ヴァレンティーノ・ロッシ選手のコメント
「12位で嬉しいなんて、そうそうあることじゃないです。ミザノでのテスト後、僕らはけっこう悲観的になってたもんですから。あの時は、本当に体調が悪かったんですよ。今日は、良くなりましたねぇ。特に今朝、良い速さで20〜25周走ることができてね。
まだまだ、やらなければならない事があるんですが、やり終えたことも、かなりあります。シートポジションについては終わったけど、マシン調整に役立つようなディテールがどっさりあるんで、今はそれを理解しようとしてます。最良のソリューションは何なのかね。ドゥカティのDNAは変えるべきではないし、ポジティブ面を最大限に生かして、残りの面を改良していかないと。
残念ながら、午後は力が入らなくなっちゃって。かなり大変だったんだけど、最終的には良い感じで15周走れました。今のところは、そこそこ痛むし、力も入らないって感じで。その反対になってくれれば良いんですけどねぇ!一番キツいのは直線コースと、右ブレーキを強くかける時ですね。第1カーブ、第4カーブみたいにね。そこだけ、1秒まるまる遅れちゃうんですよ。それ以外ではなかなか良い感じですよ。ヴァレンシアの時に比べると僕もマシンを走らせるのが楽になったし、マシンも良くなりましたからね。
肝心なのは、今夜、しっかり休めるかどうかですね。明日、後30〜40周走るのに、ちょっと動きを良くしとかないと。リラックスマッサージと、氷で冷やすのを続行してゆきます。」
ニッキー・ヘイデン選手のコメント
「そりゃ、オフィシャルテスト初日で後ろの方にいるって言うのは、良いスタートとは言えませんけどね。でも、またマシンに乗れるって言うのは良いですね。
細々したことで、試さなければならない事がどっさりあってね。僕が非常にムチャクチャ気に入っているクラッチも含めてね。新しいアンチウィリー・システムは良く機能してるんですが、ただ、今回はそれがあまり感じられないトラックなんで。
最初の結論を下す前に、まだまだ検討しなければならないことがどっさりあります。この冬の間、ドゥカティはマシンに関しても、ボックス内のオーガニゼーションにしても、非常に良く働いてくれました。いつも通り、全員が懸命になって作業を進めていたんです。このチームと一緒に、またトラックに出られることを喜んでいます。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: Motosprint 2011年02月01日)
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このデスモセディチGP11のデザインは
いつもロッシのヘルメットを担当してるグラフィックデザイナー作だそうで
ちょっとレトロっぽくしたんだそうです。
でも、ドゥカティの『赤色』を変えられて
昔ながらのドゥカティファンは怒ってるそうな…
確かにカラーリングがレトロっぽく感じるかも・・ レイニーの乗ってたヤマハがこんな感じの色だったかな。
もっと真紅の方がカッコイイと思うんだけど、メインスポンサーのマルボロ的には今回のカラーリングは喜んでたりして。(^^;;
machcatさん、マルボロが喜んでいると言うのは、やっぱり、今回の『赤』が70年代ぐらいのマルボロのパッケージの赤だから?
マルボロがレースで優勝マシンを量産してたころは確かこんな色でしたからね。(^^)