F1

クビサ、期待が生まれつつ:アロンソ・マッサ・フェラーリからお見舞い

F1『クビサ、期待が生まれてきた:治療に適応している』

アンドーラ市で2月6日に開催されたラリーで事故に遭遇、重傷を負ったロバート・クビサ選手(F1ルノー所属)が、著しく快方に向かっている。
右腕・右足の手術から48時間が過ぎ、クビサ選手の容態について楽観的な空気が漂い始めてきた。

医師コメント「治療に適応している」− 「クビサ選手は治療に対し、ポジティブに適応しています。意識もあるし、容態も安定している。」と説明するのはジョルジオ・バラビーノ医師。クビサ選手が搬送されたピエトラ・リグーレ市のサンタ・コローナ病院で、蘇生科医局長を務めている。
金属片に押しつぶされた右手の指も動き、今のところ診断結果は公表されていないが、再び、F1でハンドルが握れる希望が見え始めているのだ。
「指の動きは患者の全体的な健康状態に関連してきますから、我々にとっても励みになりますね。」とバラビーノ医師は強調する。

マネージャー談「次の手術もこの病院で」− 今朝、医師団によりクビサ選手の骨折完治に必要な一連のマイクロサージェリー(顕微鏡下手術)がすぐに始められる状況であることが確認された。特に、肘と肩の手術が行なわれなければならないのだ。
クビサ選手のマネージャーであるダニエーレ・モレッリ氏が、次のように述べている。
「このまま、こちらの病院にお願いするので、ほぼ間違いないです。ロバートの快復に必要な専門医が全員揃ってますから。」

フラビオ・ブリアトーレ談「早々にレースに復帰するでしょ」− 昨日よりクビサ選手の意識が戻り、家族や友人との面会も許可された。
父親アーサーさんに婚約者のエディタさんらが駆けつけ、その後、フェルナンド・アロンソ選手(故の知らせを受けた際は、イタリア北東部ヴァル・ガルデーナで、フェリペ・マッサ選手やチームの友人らとスキーをしていた。しかし、午後にはクビサ選手の搬送先病院に訪れていた。)や、かつてルノーでマネージング・ディレクターを務めていたフラビオ・ブリアトーレ氏らが励ましの言葉をかけに訪れている。
クビサ選手と30分ほど話したブリアトーレ氏は、
「戦闘機みたいだからね。すぐにレースに復帰するでしょ。ニュースを聞いた時は最悪の事態を考えたけど、今、会った分には元気そうですよ。」と太鼓判を押した。

長期に渡るリハビリ − リハビリは長期間に渡る見通しだ。病院へ搬送された時、クビサ選手は右足が多重骨折しており、膝蓋骨が切られ、ガードレールに激突した際に負傷した右前腕部はほとんど切断状態だった。
すぐに長時間の手術を受けたものの、再手術の必要があり、今後はルノー・チームの指示のもと、肘と肩の手術が行なわれることとなる。右手に関しても、もちろん、再度手術する必要があるとされている。

チーム・ルノー:クビサ代役はグロージャンかセナ −「医者はいつも最悪の事態を予想するものだが、今日は、皆が満足しているように見えるね。」と安堵のため息をつくのは、ロータス・ルノーGPのチーム代表兼マネージング・ディレクターのエリック・ブイユ氏。
ブイユ氏によれば快復には数ヶ月もあれば充分だろうと。
今回は代役としてセバスチャン・グロージャンかブルーノ・セナのどちらかにする予定で、10日にヘレスでのテスト走行が予定されている。
「ただ、今の段階で一番重要なのはクビサ選手が快復することですがね。長年、F1ドライバーのラリー参加が問題視されてますが、それは今は避けておいてね。本人がやりたがっていたから、我々も許可を出したんであって。本人がバランスを取るにはレースに出るのが重要なんで、我々もロボットが欲しいわけじゃないから。」
肉体はともかく、精神はロボットなどではないことをクビサ選手は証明している。意識が戻った際、自分の手の心配をする代わりにナビゲーターのヤクプ・ゲルベル選手の安否を気遣っていたのだから(無傷で済んでいる)。

過失傷害として検察の捜査が開始 − ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッロ検事代理が捜査を開始した。現段階では、ロンデ・ディ・アンドーラ・ラリー中に発生した悲惨な事故が原因となった、加害者未定の重度の過失傷害罪と仮定されている。
捜査の第一段階として事故車両が押収され、交通警察により事故の経緯が調査されている。事故が発生したテスティコ市サン・ロレンツォ地区の現場検証も予定。

アロンソ、マッサ、ドメニカーリからのお見舞いメッセージ − 「ロバートは凄い強さを内に秘めていて、今回も乗り切るだろうと確信しています。」
フェルナンド・アロンソ選手は今回のクビサ選手の事故に非常にショックを受けており、フェラーリの公式サイトに次のように綴っている。
「一番肝心なのはロバートの命に別状なかったこと。それ以外のことは焦る必要はない。想い、そして魂と共に、自分は彼のそばにいる。」
昨日は丸一日、シュミレーション作業のためフェラーリ本社にいたフェリペ・マッサ選手は、クビサ選手のマネージャーであるダニエーレ・モレッリ氏にメッセージを託した。
「これほどまでに困難な時、快復を願う祈りのすべてを送りたい。自分は良く似た状況に陥ったことがあるので、家族や友人、大切な人々からのパワーを感じ取るのがどれだけ大切かを学んだ。僕からもエネルギーを少し送りたい。すべて上手くゆくように、そして以前のようになって戻ってきてくれることを祈っている。心から、がんばれ、クビサ。」
フェラーリのマネージング・ディレクターであるステファノ・ドメニカーリ氏はモンテゼーモロ会長およびフェラーリのチーム全体に代わって、クビサ選手とその家族に励ましのメッセージを送った。
「ロバート、このような辛い中、私達はみな、君と君の大切な家族のそばに居るよ。
彼はしっかりとした、もの凄い根性のある若者です。元気になって戻ってくるのを私達は確信しているし、サーキットで再開する日を楽しみに待っています。彼の皮肉と笑顔も一緒にね。さあ、ロバート、全力を出して!皆で君のことを待っているよ!」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Repubblica 2011年02月08日



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