MotoGP

アッセンGP会見こぼれ話:ロッシは頑張ってない?へイデンのGP11.1?ストーナーのプレッシャーって?

モトGP『ストーナー:ロッシはあんまり頑張ってこなかった』




まずはエドワーズ選手がオチャラケて、
「ヴァレンティーノ・ロッシの仲間達の元へ、ようこそ皆さん、お出で下さいました。」
と。
笑いが会場に広がるものの、どことなくニッキー・ヘイデン選手に漂う不快な(でも、仕方がない…と言うような)空気。エドワーズ選手の一言がグサリとくるのも当然で、アッセン戦で(ロッシ選手が乗る予定の)GP11.1機に関し、今のところ資材が1台分しかないと言う理由でヘイデン選手には選択の権利が与えられなかったのだ。
チーム内にヒエラルキーがあるのは当然のこと。
エドワーズ選手などは2005〜07年までヤマハでロッシ選手のチームメイトだったわけだが、最良のパートナーだったと周囲からも認められている。と言うのも、人間関係においてロッシ選手が築くフォーメーションと言うものの価値を理解できたからなのだ。

ロッシ選手はプレスカンファレンスには欠席だったのだが、まぁ、良くあることで、終始、話題には出されていた。
例えば、ストーナー選手などは名指しこそしなかったものの触れてはおり、つまり、ロッシ選手は「GP11.1機に乗り換えるのは良いチャンスだ。GP11機は彼が開発してきたマシンで、もはや技術的に改善は望めない。」なんて言う前に、「ここに至るまでの6戦で、もう少しチャレンジできたんじゃないか(編集部注:勝つために何かできたんじゃないかと暗に言っている)」と攻撃しているのだ。
ここ3ヶ月の間、ストーナー選手はほとんど同じマシンに乗って3勝3PPを獲得しているのだから、こんな風に反論する権利はあると思ったのだろう。

さて、ロッシ選手同様、そこには居ないのに話題に上がっていたのがペドロサ選手。多くの記者によれば(特にスペイン人の)、もしシモンチェッリ選手との接触事故でケガをしなかったなら、ストーナー選手をもっと阻むことができたはずなのだと。

これに関し、ストーナー選手は次のようにコメントしている。
ペドロサ選手がいないと言うだけで勝ち易くなってるわけじゃないでしょう。レベルにしろスピードにしろ非常に高くって、そこに達するには常に厳しい状況なんですから。」

ストーナー選手とロレンソ選手との間でコメントが交わされる一幕もあった。もちろん、言い合いになったわけではないが。
カタルーニャ戦では2人の間でポイントリーダーが入れ替わったことに関し、ロレンソ選手が、
「あの時は僕のミスでした。ただ、リーダーじゃなくなったんでプレッシャーが減ったのは事実ですが。」と言うと、ストーナー選手がこう切り返す。
「トップになってしまえば、現在のプレッシャーは非常に少ないです。」
これはストーナー選手の性格を良く表している発言だろう。つまり、苛つくのはディフェンスに回った時ではなく、勝てない時と言うこと。これでゆくと、『権力とは、持たざる者にとっては毒である』…が持論と言うことか。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年06月22日



早くヘイデンにも新マシンをあげて!クリックPrego
人気ブログランキングへ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP