MotoGP

アッセンGPこぼれ話:茂木の行方、プーチ謎の行動、カピロッシ『去年はスズキでやる気をなくし…』

モトGP『アッセンGPこぼれ話』




HRCライダー転倒
6月25日(土)の午前、モトGPクラスフリー走行中、2分間で立て続けにホンダHRCのライダー3名が転倒した。まずはケーシー・ストーナーがスリップダウンしたが特にケガはなし。次にアンドレア・ドヴィツィオーゾが同様に転倒、左の中足にひびが入る。そして、最も激しく転倒したのが青山博一で、腰を強打したものの何とか切り抜けてみせた。最終的に3選手ともコースに戻り、通常通りにセッションを終えていた。

お忍びプーチ
ダニ・ペドロサのマネージャーであるアルベルト・プーチがアッセンに姿を現していた。しかも、完全にお忍びでだ。
HRCに雇われているプーチ氏なのだが、私服姿で、誰にも連絡せずに訪れていた。もちろん、ホンダの幹部らにもオランダ入りは伝えていない。
当然のことながらプーチ氏は『ダニは元気で、ムジェッロで復帰する』以外のことは何も言っていない。

ようこそ、ロッシ・クラブへ!
コーリン・エドワーズと言えばヴァレンティーノ・ロッシとは大の仲良しで、そのうえ、皮肉やジョーク飛ばしまくりキャラである。
6月22日(水)の恒例プレス・カンファレンスで、ニッキー・ヘイデンが「なぜGP11.1機が与えられないのか?」と言う質問をされ、弱々しげな口調で「現在、作業が行われており、時間もかかることだし、エンジンを使い回す都合もあって…」と答えると、エドワーズ選手がヘイデン選手の肩をポンと叩きながら、こう言い放った。
「ヴァレンティーノ・チームのクラブメンバーに、ようこそ!」

2016年までスペインで4レース
ロードレース世界選手権を運営するドルナ社では既にヘレス・アラゴン・ヴァレンシアのサーキットとの大会開催契約を更新しており、広く予見されていたことではあるが、この度、モントメロー・サーキット(バルセロナ)との契約を2016年まで延長させた。
つまり、少なくとも後5年間、スペインで年4回のレースが行なわれることとなるのだが、しかし、ドルナ社長室の前には大会を開催したがっているオーガナイザーらの長い行列ができているはずではなかったのか?

カピロッシ『ネバー・ギブアップ』
苦労しているのは明らかで、リザルトは予想していたものを遥かに下回っている。しかし、ローリス・カピロッシは今シーズン最後まで全力で可能性に立ち向かってゆくと断言している。
「去年はスズキに乗っていて、シーズン半ばにしてすっかりやる気をなくしてしまったけど、今年は違うんですよ。自分は常に全力を尽くしているし、最後の最後まで頑張り続けられると思ってます。自分の決断を信じてるし、パオロ・カンピノーティ(編集部注:プラマックのチームオーナー)には借りを返さなければならないんでね。」
6月24日(金)に遭遇した激しい事故では右肩を脱臼し、肋骨の軟骨骨折も危ぶまれていたのだが、それでも気力はそがれていない。カピロッシ選手はムジェッロ参戦に向けて全力を尽くすと公言している。

茂木サーキットが再舗装
FIM(国際モーターサイクリズム連盟)による茂木GP開催についての最終決定はムジェッロGPで発表されることになっているのだが、現在、その茂木サーキットではGP開催(10月2日予定)に向けての工事が行なわれている。コースの70%のアスファルトが再舗装済で、先週は日本スーパーバイク・レースも行なわれ、「サーキットのコンディションは完璧」と言われているのだ。それに関しては疑いないことで、だから、問題はコースじゃないんだって…。

イタリア各紙の見出し特集1
ヴァレンティーノ・ロッシがフリー走行で2位になった翌朝、6月24日(金)のイタリア各紙の見出し。
『Gazzetta dello Sport』紙:《ロッシ攻撃再開“このドゥカティ機は気に入った”》
『Repubblica』紙:《サプライズ、真のロッシ復活“また楽しくなってきた”》
『Corriere dello Sport』紙:《ロッシが新ドゥカティで疾走“これが正しいマシンってもんだ”》
『Tuttosport』紙:《ロッシ疾走復活》
『La Stampa』紙:《未来のドゥカティをロッシが “また楽しくなってきた”》

イタリア各紙の見出し特集2
ヴァレンティーノ・ロッシが予選で11位になった翌朝、6月25日(土)のイタリア各紙の見出し。
『Gazzetta dello Sport』紙:《ロッシがっかり“予想より遅かった”》
『Repubblica』紙:《ロッシ幻想もう消えた》
『Corriere della Sera』紙:《悪魔と戦うシモンチェッリ、ドゥカティと戦うロッシ》
『Corriere dello Sport』紙:《ロッシ、たった1日の夢》
『Tuttosport』紙:《マシン不調、ロッシ“思ったように操縦できず、コーナーで難儀”》
『Il Giornale』紙:《新ドゥカティに古いトラブル:ロッシ11位にしか届かず》

時間変更
ロードレース世界選手権では時折、奇妙なことが起きる。
シーズン開幕より全チームでは各選手らのインタビューに関し、ドルナ社の了解も得たうえでプラグラムを組んでいる。これによりオーバーブッキングが防がれ、効率よく進むようになっているのだ。にもかかわらず、6月24日(金)にドルナ社から、カルメロ・エスペレータ社長およびエルベ・ポンチャラル(IRTA会長)のプレスカンファレンスを16時30分に行なう旨が通知された。そして元々、その時間に予定されていたのは、まさにヴァレンティーノ・ロッシのインタビューなのだ!
記者らの抗議を受け、やっとドルナ社の方では会見を土曜11時に変更したのだが…。ドルナ社って言うのはパドックで何が行なわれているのか分かっているんだろうか?

タイヤ動乱
2年ほど前から選手らがタイヤ・トラブルを訴え続けている。レース序盤、タイヤの温度が上がらず危険だと言うのだ。
「100%フル回転してる時よりスピードを落としてる時の方が危険だなんて馬鹿げている」と。
まさに今回のマルコ・シモンチェッリの転倒がこれではないか。
また、アッセン戦のように気温も下がると問題は深刻化してゆくわけで、木曜日に行なわれたセーフティー委員会では選手らより何らかの改善策が求められていた。
アンドレア・ドヴィツィオーゾは次のように説明している。
「僕らとしては、ブリヂストンが何らかの手を打つべきだと思ってます。タイヤのパフォーマンスが現在のように良かろうが、タイヤがこんなに固かろうが意味はないと言うことに全選手同意してるんです。もっと早く温度が上がってくれるタイヤの方が良いでしょう。」
6月24日(金)の午前、カピロッシ選手がブリヂストンのNo.1こと山田宏氏と話し、午後にはよりソフトなリアタイヤ(シルバーストーンで使用されていたタイプ)が提供されることが決定された。ドイツから搬送車が出るばかりにまでなっていたのだが、ホンダの反対により が得られず却下されてしまったのだ。結局、弁護の余地ない状況になってしまったのは明白である。ロードレース世界選手権にタイヤ2種では、あまりにも少な過ぎる。

紅白ヤマハの快挙!
ヤマハ参戦50周年記念の紅白カラーはあのように美しく、ツィッターからは「今後もこのまま走れば良いのでは」と言うメッセージが千件以上も寄せられる大評判だった。実際のところ、スポンサーがいないわけだから不可能な話ではないのだが、2007年にヤマハ社長がレースマシンは全てブルー&ブラックと決めてしまっているのだ。あの紅白カラーには本当に別の魅力があるわけで、本当に残念な話である。

ホンダ1000ccムジェッロ走らず
7月4日(月)にムジェッロ・サーキットで走行テストが行なわれる。各チームは2011年用800ccか、2012年用1000ccのどちらかをテストすることとなるのだが、後者でゆくと思われていたホンダがそれを変更して800ccのテストを行なうようだ。これはストーナー選手がヘレスGPでデビューさせたマシンで、もう既に充分コンペティティブなのだが、ホンダとしては手の内を明かしたくないと言うところ。またヤマハも今回は1000ccテストを行なわず、8月15日ブルノ・サーキットでのテストまでお披露目は延期。

IRTAとドルナ後5年
ロードレース世界選手権を運営するスペイン企業ドルナ社と、IRTA(国際ロードレースチーム協会)が向こう5年間もコラボレートしてゆくことを決めた。

ドゥカティは2012年もアブラハムで
チーム・カルディオンとドゥカティも契約更新。2012年もカレル・アブラハムでモトGPに参戦する。

こう言ったけど…
マックス・テンポラーリ(Mediaset Premium放送局)が木曜日のフリー走行を見て、
「今年、ロッシがこんなに乗り心地良さそうに走っているのは見たことなかったよ。」と。しかし金曜日の予選後、ヴァレンティーノ・ロッシは、
「乗り心地が悪くて、上手く操縦できない。コーナーにも思ったように進入できない。」と。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年06月27日



ヒィエ〜、恐れてましたが、
やっぱりムジェッロが始まる前に掲載できなかった…


と言うわけで、ムジェッロ楽しむぞ!クリックPrego
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POSTED COMMENT

  1. coolingcoo より:

    はじめまして。最近になってですが、モトGPのファンになり、こちらのブログを読ませてもらっています。レーサーで言えば、ロッシファンなんですけど、ヘイデンの事がなんとなく気の毒な感じがしてならないです。(^_^;)

    とは言え、ロッシもヘイデンも頑張って欲しいところですね。(^O^)/

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