MotoGP

ザクセンリンクGPこぼれ話その1:レディング&マルケス殴打事件、カピロッシ6.5…etc

モトGP『ザクセンリンクGPこぼれ話』




6.5%のカピロッシ
7月15日(金)、ローリス・カピロッシは何が何でも試してみたかった。フィジカルコンディションを考えれば無理だろうと言うことは100%承知のうえでだ。
…と言うわけで、カピロッシ選手のマシンのゼッケン『65』が『6.5%』に書き換えられた。つまり、フィジカル面では6.5%なのだ…と。
その後、予想はしていたが、やはりカピロッシ選手は出場を断念、金曜日の夜には次のようにせ説明した。
「病院で検査して来たんですが、右鎖骨がかなり炎症にしてるんだそうです。リハビリ以外は何もしちゃいけないと。救いは、どこも骨折していないってことですね。じん帯が伸びてしまってるだけだと。ラグーナセーカで再チャレンジしますよ。」

ホンダのスイングアーム
ザクセンリンク戦でホンダのワークス選手4名は新スイングアームを使っていた。マルコ・シモンチェッリ選手の説明によれば、「コーナーの中央で最大トラクションを引き出せる。」と言う代物なのだ。この新スイングアームはムジェッロでの月曜テストで試され、全員が採用に賛成した。シモンチェッリ選手は次のようにも言う。
「すごい大進歩ってわけじゃないんだけど、でも、ちょっと良くなるって感じかな。」

超グッドタイミング…?
常のごとく頃合いを心得ている…と言うのか。7月15日(金)にFIM(国際モーターサイクリズム連盟)は125ccクラスのアレックス・マスボウ、ホアン・ペレッロ、ジャスパー・イウェマ選手らに、500ユーロ(約5万6千円)の罰金を科すと通達した。
ムジェッロGPでコースの下見のために周回していた際、セーフティー・カーに追い越されるほどのスロースピードで走っていたためだ(レギュレーションで禁止されてる)。
しかしだ、こんな処罰を科すために2週間近くも考えなければならないものだろうか…。

ロッシ250回参戦記念
ヴァレンティーノ・ロッシが今回のザクセンリンクGPで250回目のグランプリ参戦を記録した。1996年にはマレーシアGPにて125ccクラスデビューして以来、昨年の右足骨折で欠場するまでは230回連続出場も記録していた。
なお、グランプリ参戦記録の最多はローリス・カピロッシ(321回)、続いてアレックス・バロス(276回)、ジャック・フィンドレイ(275回)で、ブルーノ・Bruno Kneubuhlerとアンヘル・ニエトがタイ記録で263回、そしてヴァレンティーノ・ロッシの250回となる。

モト3クラスのガソリンは『ENI』社
2012年より3シーズン、モト3クラスのガソリン供給は『ENI』社のみとなる。もはや単一メーカーと言うのが後戻りできないシステムのようだ。残念ながら。

イライラして罰金
コースの上では何だって起きるし、別に珍しい話と言うわけでもない。ただ、今までと違うのはレース・ディレクションがスクリーンの前で居眠りなんぞしてないで、もう少々気をつけるようになってきたと言うことで、つまりは、罰金刑が多発しているのだ。
7月16日(土)にはヘクトル・バルベラに千ユーロ(約11万円)の罰金が科せられ(ニッキー・ヘイデンに向かって中指を立てたため)、また、モト2クラスではフリー走行第3セッション中に、スコット・レディングがマルク・マルケスを拳で殴打。マルケス選手は相手にせず無視したのだが、結局、レディング選手に3千ユーロ(約33万円)、マルケス選手に千ユーロ(約11万円)の罰金が科せられている。

42ミリのフロントフォーク
ヴァレンティーノ・ロッシに限らずニッキー・ヘイデンもまたドゥカティ機の比較テストを進めているのだが、7月15日(金)のフリー走行でヘイデン選手は42ミリ軸の『ミニ・フロントフォーク』を再テストし、その後、スタンダードタイプのものに戻している。

ロッシ予選16位、イタリア各紙の見出し
予選16位と言う悲惨な結果に終わったヴァレンティーノ・ロッシについて、イタリア各紙の見出しは以下のようなものだった。
『Gazzetta dello Sport:2012年は未定 “残留するか?そう思ってます。カピロッシが居なかったおかげでビリは免れた”』
『Gazzetta dello Sport:ロッシ最後尾、崩壊の悪夢!稲妻ストーナー』
『Repubblica:ヴァレンティーノ最後尾の無限地獄 “2012年はドゥカティにいると思いますが…”』
『Corriere della Sera:ロッシ否、かつてない危機 “ドゥカティにはフラストレーションだけ、フィーリングは無し”』
『Corriere dello Sport:ロッシかつてない下位、GP11復活の可能性!』
『La Stampa:超スロースピード』
『Il Messaggero:ロッシ危機は真実、かつてない下位』


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年07月19日



レディング&マルケス罰金事件はなんでマルケスまで?と思いきや、
タイムアタックを邪魔されてレディングが腹を立てた…って
ところから話が始まってるらしいですね。


『こぼれ話その2』に乞うご期待!!クリックPrego
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