MotoGP

グレジーニ期待の若虎:ニコロー・アントネッリ15才

モト3『シモンチェッリに続け:彼が亡くなった日、僕はチャンピオンになった』




2輪業界に怪物が出現、その名はニコロー・アントネッリ(15才)。
CIV(イタリア国内選手権)125ccクラスで2011年チャンピオンに輝いた若きホープだ。

そのうえ、最高のニュースも到着した。あのチーム・ホンダ・グレジーニ(故マルコ・シモンチェッリ選手が所属していた)と正式に契約を交わし、2012年にはオートバイ世界選手権モト3クラスからデビューすることとなったのだ。
実は、ニコロー選手は2代目ライダーで、父イゴールさんも1990年代半ばにイタリアおよびヨーロッパ選手権でチャンピオンとなっている。また、今年の10月23日、まさにマルコ・シモンチェッリ選手が亡くなったのと同じ日にCIVチャンピオンの座を獲得したのだ。
海の家を経営している母サブリナさんは町でも良く知られた顔で、息子ニコロー選手を応援している。サブリナさんの共同経営者であるフランコ・アリアーノさん(上記写真:二コロー選手一家と共に)が次のように話している。
「ニコローは胸の中に巣くう虎を放つことだけに専心してきたんです。僕らはみんな、彼がやってくれるものと信じてますよ。」

ニコロー選手は、オートバイレースを始めたきっかけについて次のように言う。
7才の時、近くにあるコースやカットリカの町のコースとかでミニモトに乗り始めたんです。僕は生まれた土地にスゴく根付いてるんですよ。
また、あの10月23日については、
「あの日、シモンチェッリ選手が亡くなって全てが変わりました。同じ日に僕はイタリアチャンピオンになったんですけど、お祝いはしないことにしたんです。」と。
現在、チーム・ホンダ・グレジーニからのモト3デビューの日が刻々と迫っているわけだが、応援してくれる家族や友人、学校のクラス(リッチョーネにある理系高校)に向けて次のようにコメントしている。
「クラスメートのみんなは僕のことをとても思ってくれていて、応援してくれてます。僕は学校のことは本当に大切に考えてるんですよ。レースが始まったらきちんと通うのは難しくなるんですが、でも、勉強の方も頑張りたいと思ってます。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Il Resto del Carlino 2011年12月09日

 



そう言えば、かつてシモンチェッリ選手も理系高校に通っていて、どうしても1年足りずに卒業できず、その後、専門学校のような所に1年間通って高卒の資格を取ったと話してました。
おっと、それからもう1つ…ニコロー選手のお父さんは1996年のCIV125ccチャンプなんですが、その前年の同クラス・チャンプがヴァレンティーノ・ロッシ選手なんですねぇ。

アントネッリ選手、文武両道がんばれ!クリックPrego
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