モトGP『ロレンソ:セパンテストまでに完治』
10月16日、フィリップアイランドGPウォームアップ中に転倒し薬指に重傷を負って以来、ホルヘ・ロレンソ選手がマシンに乗っていない。
最近、2012年の初回テストに向け体調を万全に整えるべくリハビリが開始された。セパンサーキットで予定されている走行テストではヤマハYZRM11機1000ccを試乗することとなるのだが、ロレンソ選手はこれまでにもブルノおよびミザノサーキットで同機のテストをこなしてきた。
来年、世界選手権の生中継をすることとなっているスペインTV放送『TeleCinco』がロレンソ選手へロングインタビューを行なった際に、順調に回復していると太鼓判を押していた。
『今はリハビリの最終段階に来てるんですが、1月末のセパンテストでは100%の状態になってると思います。
M1機1000ccに関しては、馬力のあるマシンを期待してます。完璧なマシンを夢見てるんですが、まぁ、それは無理な話なんで。2011年より進化したものを期待してます。ヤマハの技術スタッフらが日本で毎日24時間労働をしてくれてるって言いますしね。
今シーズンは、あの…逮捕するとかしないとかって発言以外はそれほど悪いものではありませんでした。ただ、競争相手との差を埋めなければならないの仕方がないことですけどね。また、うちが勝ちたいと思ってます。』
そして、マルク・マルケス選手については次のように話している。
『ビッグなライダー。いずれ、勝負ができたら良いですねぇ。』
また、ヴァレンティーノ・ロッシ選手については触れないわけにはいかず、
『苦労してるみたいですね。ただ、ドゥカティでの現状を打破するための全ては持ち合わせてるわけだし。才能も、経験も、スピードもね。』と。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Bikeracing 2011年12月19日)
2010年にタイトルを取って以来、ロレンソ選手は本当に落着いたコメントをするようになったと…知り合いのイタリア人も言ってました。