MotoGP

D.ペドロサ『CRTは嬉しくないなぁ、ロッシは日本機ボケ』

モトGP『ペドロサ:不調の時は努力が大切』




ダニ・ペドロサ選手にとって厳しかった今シーズン…思い通りの結末とはいかなかったが、オフシーズンは逃避行でもしようかと企んでいる。
グリッドに並ぶマシンの中でも最良のものでシーズンを始め、初っぱなから立て続けに表彰台に乗ったものの、その後、事態は急変。ル・マン戦ではシモンチェッリ選手との転倒事故で鎖骨に重傷を負うが、シーズン終盤のセパン戦ではそのシモンチェッリ選手が帰らぬ人となり…できることなら忘れたい年となってしまったのだ。

2011年について変えれるものなら、どの点を変えますか?
「僕には何も変えることはできません。物事はなるようになるわけで。決断しなければならない時と言うものがあるし、時には間違ったり、思い通りになってくれないこともある。自分の考えをはっきりさせなければならないし、多分、そう言うはっきりした決断が1年の流れを…人生の流れを変えるんじゃないでしょうか。将来は、そう言った時や決断を…賛成か反対かをはっきりさせるために僕は何かを変えなければならないでしょ。」

この1年で何を学びましたか?
「決断することの重要さですね。僕らはメンタル的にも作業をしなければならない。マシンに乗りながら準備をし、具体的な決断をするためにね。例えば、暖まってないタイヤでスタートした時とか、前に前に進まなければならない時とか、雨が降り始めてボックスにタイヤ交換に行くかどうか決断する時とかね。」

ここ最近のシーズンで、肝心な時にあまり幸運に恵まれなかったと思ってますか?
「いいえ。全体的には充分に幸運に恵まれたと思ってます。ただ、全戦参戦はできませんでしたが。例えば去年は、シャキッとしない走りで始めてしまい、調子が上向くまでに随分と時間がかかってしまった。時には、ツイてないこともありましたね。日本でマシンが故障して転倒し、その時のケガを今シーズンにも引きずってしまったこととかね。幸運に恵まれる必要もありますが、自分から探しにも行かなければ。自分で幸運をコントローすることはできないけど、危険要素を排除することはできますから。」

2010年と2011年のロレンソ選手の違いについて驚かれましたか?
「確かに違いはありましたね。2010年はかなり強かったですが、今シーズンは色々な影響があったんじゃないないですか。タイトルを取って、プレッシャーがなくなったとか、モチベーションや野心が下がったのか…下げたかったのか。ただ、その野心ってのはレースで競り合ってたら戻ってくるもんですから。ここ何年か乗っていたマシンの方が優れてもいたしね。そう強くはなかったけど、良いシーズンを送ったんじゃないですか。」

ヴァレンティーノ・ロッシ選手のパフォーマンスが落ちてましたが、ヤマハ時代のロッシ選手とドゥカティ時代のストーナー選手と比べるとどうでしょう?
「この件に関しては多くの意見が出てますが、何がどうなっているのか…なぜストーナー選手のように乗りこなせないのか、なぜメランドリ選手らその他の選手にも乗りこなせなかったのか…それはロッシ選手が一番分かっていることであって。僕はドゥカティに乗ったことはありませんが、ロッシ選手は経験にも関わらず頭が誤摩化されてしまってるのでは…と言うことが一番に頭に浮かびましたね。何年も日本製マシンに乗り続け、経験を積んでしまうと、そう言うものだって思ってしまうんですよ。例えばセッティングとか、同じようにやり続けなければって思ってしまう。ロッシ選手の頭が、この劇的な変化についていってなかったんでしょう。」

走行テストの回数制限が除かれたことについては?ロッシ選手やドゥカティからの度重なる要望が受け入れられたわけですが…。
「やりたいテスト全てができるわけじゃないんですよ。タイヤの本数が制限されてますからね。変わった点と言うのは、テストライダーによる走行テストにワークスライダーも参加できるってことであって。ヴァレンティーノが言い張ったから変更になったとは思いたくないです。僕らが委員会に出席した際、それを要望した選手の1人だってことで、ベテラン選手の1人だからってこともありますが。でも、全員にとって良いことですから。テニスや自転車競技の選手なら毎日練習できるわけだし。」

1000cc復活、そしてCRT導入については?
「初めて導入されるわけで、機材の質も下で…それもエンジンだけじゃなくリムからブレーキ、サスペンションまでね。全てにおいて下なんですよ。CRTで走るライダーにしても、エドワーズ選手やデ・プニエ選手以外はたいした経験もない。初めての年になるわけだから差は大きいだろうし、今後、どんな風に発展してゆくかですよね。」

今年度のモトGPクラスではホンダワークスマシンと最後尾マシンの間に2.5秒の差がありましたが、これ以上の差がついたら危険なことになるのでは?
「危険?それは多分、高速コーナーで2秒の差があったら、レースのリズムからすれば差は2.5〜3秒に広がるからでしょう。だから、レース中はモトGP機とCRT機の差はもっと広がるでしょうね。最後まで同じパフォーマンスは保つのは難しいでしょうから。
でも僕らはこのクラスのことを信頼しなければ。モト2クラスは良い方向に変わったわけだし、モト3もそうなると良いですよね。
もし僕がCRT機に乗らなければならないとしたら、あまり嬉しくはないだろうなぁ。これまでずっと、非常に馬力のあるプロトタイプに乗ってきたし、一歩後退することになるわけでしょ。モトGP機から離れて楽しいかどうかなんて分かりませんね。最高のマシンですからね。」

将来的にモトGPクラスで『ワークスチーム』以外がタイトルを取ることもあると思いますか?F1のレッドブルのように。
「レギュレーションが変わって…ただ、マシンはF1機のままでしょ。GP2機じゃなくって。GP2って言うのは僕にはCRTのような印象なんですが。」

順調な時と不調な時では、どちらが良い勉強になりますか?
「どちらとも。本当のことを言うなら、物事が順調に行ってる時にはあまり分析せずに、そのままにしてしまうものでね。上手く行かない時は状況を一変させようともっと努力するもんですよね。」

ル・マン戦で倒れて以降、ストーナー選手が圧勝するものと思ってましたか?
「開幕時には優勝候補は3人でした。僕が除外され、ホルヘが2〜3戦不調で。その後、ミスなくトップを走り続けたのは確かに彼でしたから。」

倒すべき相手はストーナー選手ですか?
「現チャンピオンであり、トップに出てくるのは確かでしょう。全てのサーキットで平均して好リザルトだし、どんな時でも速いでしょうから。」

2012年はホンダがイニシアティブを取りますかね?
「そうであって欲しいですね。やっと奪回したわけですから。良いマシンになって欲しいし、開幕時に良いオプションがあると良いんですが。ぼやぼやしてられませんよ。ヤマハはかなり良さそうですからね。」

1000cc機にまた乗ることになるわけですが、どんな影響がありますか?
「良い影響だと良いんですが。テストはかなり良かったもんですから。トルクの強いマシンって好きなんですよ。800ccみたいに回転数の高いマシンのファンだったことは一度もありません。1000ccの方が、馬力のあるマシンだとコントロールしやすいんですよ。」

目標はギョッとするようなことなしに開幕戦を迎えることですか?
「目標は、自分で決めた目標を全てこなしてゆくことです。ちょっと計画を立てる必要があるもんですから。ただ、始まってしまったら、何をすべきかなんて考えてられませんから。実際に行動していかなければね。」

1000ccを操縦させるにあたり、実際の調整も随分と変わるものですか?
「マシンはかなり獰猛な感じになるんで、これまでのところではフロントタイヤが良く起きてしまうようです。直線コースを走らせるのが難しくなりますね。以前より良く走りますから。作業していかないとね。」

RC213V機はRC212V機の最後のバージョンのような感じでしょうか、それとも、最後の800cc機の初期の頃の欠点を引き継いでしまっているとか?
「いいえ。マシンごとに特徴が違いますね。ホンダには独自の特徴があるし、ヤマハもそうですよね。800ccから1000ccに変わるわけですが、両マシンとも良く似てます。新しい方はバランスがかなり良いけど、トラクションは向上させなければね。それから、みんなが苦労しているであろう点…タイヤの件なんですが、それも向上させなければ。スリップがひどいって、皆が愚痴ってますよね。最初の2戦ぐらいを終えるまでは難しいですね。実際のところ自分のマシンなり、他のマシンなり、どんな具合で走るかが分かるまでは、はっきりした考えは持てないでしょ。」

来年のモト2クラスでマルク・マルケス選手はどうなるでしょう?
「ライダーとしての資質はかなり高いものです。でも、大丈夫、大丈夫、絶対にタイトルを取るよ…とも言えませんが。自分のコントロールの及ばない所で何が起きるが分かりませんから。ただ、現在の状況ではモト2クラスで最優秀ライダーですね。」

ロス・レジェス(スペインではサンタクロースに相当)へは何をお願いしたんですか?
「現在のモトGPクラスに必要なレベルでいるため、モチベーションを保っていられるように…とだけ。希望を持てるなら、もうそれで満足です。」


(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Sport.es 2011年12月17日

 



その体格ゆえに、1000ccになったらタイトル争いは厳しいんじゃないかと言われているペドロサ選手ですが、本人はけっこう気に入ってるんですねぇ。

ペドロサ選手、来年は絶対にケガしないで!クリックPrego
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