HRCスッポ、CRTを語る:後編『両マシン一緒に走らせ、表彰台&タイトルは別々に』

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モトGP『スッポ:CRTは余儀なき選択』




[ 前編はこちら ]

ドルナではCRT機に関し、より競争力の高いマシンにするためレギュレーションをどんどん変えてゆくのではないでしょうか?
「わからなくもないですよね。グリッドを埋めるため、安価なマシンをもっと必要としてるわけだから。チームだけじゃなく組織陣営の方でもスポンサーを要しているんです。800ccではドルナは製造メーカーの奴隷のままだったでしょう。純正プロトタイプ機は彼らにしか造れなかったんですからね。800ccを走らせたメーカーは4社だけだった。もしも、今年のスズキのように2〜3社が撤退していったなら、どうやって続けられたって言うんですか?モトGPって言うのはあくまで、多数の投資家を伴うビジネスでしょ。たとえ撤退するメーカーが出てきたとしても、なにがなんでも続けて行く方法を要しているってことは分かりますよ。4年前は不況がこんなに長く続くなんて誰も思わなかった。スポンサーからの支援を増やしていなかなければならない…そして、イタリア人やスペイン人が制覇しているスポーツを国際的レベルに育ててゆくってのは容易なことではないんです。何か手を打たねばならなかったわけで…CRTと言うのは選択肢の1つだったんです。
モト2を導入した際、多くの人間が批判していたことは覚えておきましょうよ。それが、わずか2シーズンで成功と呼べるまでになったと、私は思ってますが。レースは概して面白く、今年はドイツ人ライダーがタイトルを取った。おそらく250cc時代には想像もしなかったことじゃないんですか。今や価格も下がり、マシンもパフォーマンスと言う点においてはより近いものになってきている。」

CRTはスーパーバイクに何らかの影響を及ぼすでしょうか?スーパーバイクとモトGPが合併するんじゃないかと言う不安も随分とあがってますが。
「具体的な話は何もありません。現在の経済状況を思えば、スーパーバイクもまたコスト削減していかなければならないと思いますが。どちらの選手権も技術コストを削減すべきであるし、おそらくスーパーバイクは後退させて、もっと市販車に近づけるべきではないでしょうか。ただ、活動の場はそれぞれ別でしょう。あまりに似たようなものなら2つに分ける理由はないでしょ。双方の必要性を正当化し、経済的利益を保証するためにも、それぞれの間に明らかな違いをつけておかなければ。そのためには、一方のマシンは市販車に近づけ、もう一方のマシンはプロトタイプ同様にしておくと言うことですね。」

CRT機のせいで、グリッドからプロトタイプ機が消えていってしまうのではと、懸念する声も多いですが…。
「それはないでしょう。モトGPに関して言うなら、純正プロトタイプとCRTが共存してゆく最良の方法が何かを理解すべきであって。私としては、2通りの方策があると思ってます。双方のマシンの技術的なギャップを縮めてみること、もしくは、2つのクラスを同時に走らせること…イギリスのスーパーバイクとかル・マン24時間レース等でやってることですね。
プロトタイプは大手メーカーが、これまでの経験と技術を駆使して製造しているのだと言うことは覚えておきましょう。CRTは今のところ、小規模メーカーに造られているわけでね。プロトタイプとCRTの真のギャップを理解するには、ホンダやヤマハ、ドゥカティがCRTを造ってみなければ…それも、プロトタイプを造るのと同様の力を注いでね。そして同じライダーにそれぞれのマシンを操縦させてみる。ただ、それは不可能でしょ。なにがなんでも双方のマシンの技術ギャップを縮めようとする事を、私が懸念してるのはそこなんですよ。つまり、製造メーカーはCRT機の競争力があまりにも高くなることに恐怖を抱き、CRT機の方はプロトタイプに追いつくのに充分な資金がないことを嘆くことになってしまうでしょう。だから私としては、2つのクラスを同時に走らせ、表彰台もタイトルもそれぞれ別にすると言うのがより簡単だと思ってますが。情勢が厳しい際はグリッドにCRTの数が増えるだろうし、景気が良くなってきたらプロトタイプの方が増えるでしょう。少なくともフレキシブルにはなるわけだ。多くの選択肢など見当たりませんね。両マシンの技術ギャップをあまりにも縮めようとするならば、メーカーによっては興味を示さないところも出て来るでしょうね。

[ 完 ]

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Gpone 2012年02月10日


この記事って2月10日に掲載されたばかりなんですが…
なぜか、もうアクセスできないんですよ…ただの技術トラブルなでしょうかねぇ…あら、もしや…削除されちゃった?



CRT…まぁ、とにかくどうなるか見てみよう…クリックPrego

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