MotoGP

J.ロレンソ『25才過ぎたら下り坂…』インタビュー前編

モトGP『2011年はやり過ぎだった』

4ヶ月間の療養生活を経て、先日はセパン・テストに参加されてましたが、再びマシンを走らせる気力は回復しましたか?
「ええ、ええ。実は、もう走りたくって走りたくって。マレーシアでは大いに楽しんで来ました。」

セパンに戻り、再びモトGP機を駆ってみての感想は?
「う〜ん、思ってたより簡単だったし、今までにないぐらい簡単でした。リズムもすぐに戻ってきたし、4〜5周走っただけで自分は速いライダーなんだって感じが戻ってきて。」

(2011年フィリップアイランドでの転倒事故で切断した)指のせいで考え過ぎてしまっていたのでは?
「ええ、ちょっとね。いつだって上手くいくかどうか分からないものでしょ。M1機のクラッチが小型機だった頃のとは違うんだけど、2周走ってみたら自分には全く影響ないことが分かりました。おかげでモチベーションが上がってね。」

現在のマシンは、まさに1000ccだと言う手応えがありますか?
「そう言うところもありますね。でも、全体的にはまだ700ccって感じかな。足りない分の300は、多分、レースが始まってアドレナリンが湧き出てきたら感じるでしょうね。そうなったら1000ccって手応えが出てくるでしょ。」

マルコ・シモンチェッリ選手が亡くなられたセーキットへと戻ったわけですが、あのレースにはケガで欠場してましたよね。今回、セパンを訪れてみての感想は?
「胸に響きました。HRCのメカニックやエンジニアの皆さんが、事故現場に花束を供えて追悼されてたと言うニュースを見ました。僕はあのコーナーを最初に走った時に、彼のことがとても思い出されてね。本当に胸に響きました。」

今回のセパン・テストではストーナー選手が凄かったですが、ロレンソ選手もホンダに有利なコースで桁外れのリズムで走られてましたね。
「ヤマハ3機が上位5位以内に入るのは、しばらく振りに見ました。それとは別の日に数時間ほどその点を検証してみたんですが、重要なことですよね。いつも言ってることですが、ストーナー選手の才能と言うのは化け物じみていて、何を走らせたって速いんですよ。ただ今年は、うちも大体において接近してきてるんで。開幕戦までの数ヶ月、各メーカーがどんな風に改革してくるか見てみなければね。」

マシンの最低重量が上がった点については、有利に働きましたか?
「いいえ、有利にはなってないでしょう。唯一、有利になることと言えば…まだはっきりしてないし今後確かめていかなければならないことですが…おそらく、レース終盤でタイヤの消耗が激しくなるだろうってことですね。僕はいつも減ったタイヤだとすごく調子が良いもんですから。もしかしたら、それが有利に働くかも…まぁ、どうなるか分かりませんが。」

マシンの重量とパワーが上がるわけですから、それがキーポイントになるかもしれませんね。レース終盤はもっと見ごたえあるものになるでしょうか?
「色々な理由から、このクラスはもっと面白くなるでしょう。第一に、今年は三大メーカーの力が対等になってきている。それから、スライディングやウイリーが増えてくるでしょうね。そう言う見どころがあると、もっと面白くなるでしょう…安定してるけど何も伝わってこないようなマシンを見てるよりもね。そして、タイヤのパフォーマンスが下がったことによって、レース終盤での番狂わせがどんどん起きてくるでしょう。」

ほぼスーパーバイクのような感じになると?
「もしかしたらね。でも、今のところレース・シミュレーションは誰もしてないですしね。」

スライディング走行は好きなのですか?
「ええ、好きですよ。モトGPマシンだと難しいんですけどね。電系システムがどっさり付いてるから、コンスタントに長いスライディングを続けるのは難しいですね。でも、モトクロスなんかの…もっと小さいマシンだったら一日中スライディングしてますね。そうしてるのが好きなもんですから。」

ヴァレンティーノ・ロッシ選手は33才になり、ストーナー選手は父親になりましたが…少し大人になられたような気分でしょうか?
「そうですね。僕も、もう25才になりますから。その辺から下り坂に入るんでしょ(笑)。フィジカル面では25才がベストの年齢だって言われていて…体力面とか活力って意味でね。だから、それ以降は下ってゆくだけだって。」

サーキットの中と外の人生では、どちらが早く過ぎて行ってますか?
「レーサーって言うのは悪い面もあって、1年がアッという間に過ぎてしまうんですよ。次から次へとレースをこなして、ふと気づけば年末になっている。こう言う感覚の中でだと、ゆったり生きてる人とか、僕らみたいなリズムで生きてるわけじゃない人よりは人生は早く過ぎて行ってるでしょう。ただ、勝った時の感覚なんかは、もう例えようがないですけどね。サーキットの中では、これほど速く進んでいけることを幸せだって思えるんでしょうね。」

[ 後編に続く ]


(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事 Marca 2012年02月18日


お肌の曲がり角と一緒だったんですねぇ…



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