モトGP『ロッシ:ドゥカティはトップからはかけ離れている』
あの失望の1年を、ヴァレンティーノ・ロッシが今シーズンは愛機ドゥカティGP12でもってあがなおうとしている。
「僕は現実的なんで…うちはトップからはまだまだかけ離れてますから。懸命に作業を重ねてきました。間違った方向に進んでしまっていたけど、最終テストでは良い手応えが戻ってきたし。良い操縦ができるようになりましたよ。」
カタールのナイトレースを目前にしたロッシ選手だが、苦難に満ちた滑りだしとなりそうだ。
「予選まで順調に辿り着けるかが重要ですね。」
「僕はどちらかと言うと現実的な方なんで、タイム等…うちがまだまだかけ離れていることは分かってますから。調整しなければならないことも色々とあるしね。ただ、僕らはコースに赴き、スタッフらは家に居るわけで…作業を進める方向性は決まってるし、常にできる限りのことをやらなければね。」
また、昨年のようなシーズン中のマシン改革についてはないとも。
「シーズン中にマシンを変えてゆくようなことはしませんよ。ただ毎回、若干進歩はさせてゆくつもりですけどね。」
ニッキー・ヘイデン選手の方は、もう少し自信を見せている。
「今回でモトGP10年目になるんで、始まるのが楽しみですね。チームはがっちりしてるし、今年はマシンも良さそうだし。確かにシーズンに向けての準備は体調面に少し左右されてしまったけど、ヘレスではまた絶好調に近づいた感じがしたし、続けざまに何ラップも強くプッシュして行けたしね。カタール戦は他とは違うんですよ。ナイトレースですからね。でも、違うのは最少の数ラップだけなんですけどね。コーナーをいくつか過ぎれば、あとは進むことだけを考えてるんで。ライン取りやマシンのセットアップなんかはそれほど変わらないですよ。ただ、ある時間以降はアスファルト上に湿気がこもるんで注意しなければないけれど…特に第2コーナーがね。開幕戦ではもっとトップ陣に寄って行ければいいなぁと思ってるんですが…とにかく、このウイークエンドでは進歩したいと願ってるんですよ。これまでは実施的に一人っきりで走っていたようなものだから、レースで他のマシンに立ち向かって、自分らの立ち位置を確かめるのは良いことでしょう。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Mediaset.it 2012年04月03日)
そう言えば最近、ドゥカティのスタッフの方が『今日のアシスタント達は…』と題して、こんな写真をツイートしてました。