MotoGP

H.バルベラ『ドゥカティよ、GP12に乗せてくれ』

モトGP『バルベラ:ドゥカティよ、僕にGP12を試させてくれ』

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ヘレス戦のニッキー・ヘイデンに続き、またドゥカティがファーストローを獲得した。
とは言うものの、デスモドロミック・エンジンに流れる血のごとき赤いマシンの方ではなく…最高峰クラスで勝利なしの2年間を経て、ドゥカティファンらの希望の光のような緑のマシンの方なのだが。あの『ハルク』と同じ色…エクトル・バルベラ(プラマック)がモトGPクラス初のファーストローを獲得すべく纏った衣の色だ。

「信じられない。」とバルベラ選手。
ムジェッロは好きなコースなんで、多分、ここは僕にとって操縦しやすいんでしょうね。マシンは万全だったし、次は決勝レースで好リザルトを獲得したいですね…ファンのためにもスポンサーのためにも、彼らにふさわしいリザルトをね。」

とにかく、地に足は付けているバルベラ選手である。

現実的には、うちが戦えるのは7位ってとこでしょうね。最速ラップは良かったけど、うちのペースは相変わらずホンダワークスやヤマハの下ですから。」

今日のバルベラ選手のパフォーマンスには順位以上の価値がある…と言うのも、現在のGP12機にしたら遠い祖先のようなマシン…その名もGPZero機なのだから。昨年11月、ヴァレンシアでワークス選手らがテストしたマシンで、現在、ニッキー・ヘイデンやヴァレンティーノ・ロッシが駆るマシンの原型機なのだ。

「僕は古いマシンに乗ってるけど、いつも同じなんですよ。どうしてGP12機を試させてもらえないのか分からないんですけどね。ある意味、最低限の改良でやって来なければならなかったって言うのが利点になったんでしょ…だって、混乱しなくてすみますから。でも、ヘイデン選手やロッシ選手みたいな方が良いんですけどねぇ。

また、バルベラ選手はドゥカティの開発方針に当惑していることも隠そうとはしない。

「僕が乗ってるマシンはここ9ヶ月間そのまんまで…新しい方を試してみるのは僕にとって大切だと思うんですよ…違いを理解するのにね…で、役に立つような指示も出せるかもしれないし。僕のマシンについて何を言えって言うんですか?堅くって…ただ、それは最初の日から分かってたことだし。僕のチームにエンジニアは1人しかいなくて、チームメイトもいないから比較検討して情報交換することもできない。他のメーカーのプライベート機よりも良いリザルトを出せるって思っていても、条件が違いすぎるんですよ。月曜日だって、僕は新しいものは何も試せないし…セッティング面での些細なモディファイだけですから。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: Gpone 2012年07月14日

バルベラ選手、今回はフリー走行の時から、「他の選手の後ろをくっついて走ってないのにタイムが良い」って言われて大絶賛でしたから。


1回ぐらい試させてあげて…クリックPrego
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