MotoGP

2位ご機嫌ロッシ:へイデンの代わりにドゥカティ・テスト

さて、先日のミザノ戦の盛り上がりと言ったら…イタリアでも久し振りのことでして!
なんとレース中継の視聴率の方もモトGPクラスで27.39%、モト2が12.18%、モト3で9.63%でした!!
つまり、秋の日曜日の午後2時に458万人のイタリア人がTVにかじりついてたわけです!!

興奮冷めやらぬ、本日の月曜日…ドゥカティがまたまたミザノでテストを行なっとりましたんで、まずはその模様から。

『ドゥカティ、シャーシ・テスト』

mediaset-misano-test.jpg ★本日、ミザノGP翌日の月曜日、同サーキットにてドゥカティ・テストが行なわれ、ヘイデン選手はケガによりテストできずにいたシャーシおよびスイング・アームを、ロッシ選手は第3のシャーシ(ジオメトリーは同じで、堅さを改良)および新スイングアームを試した。また、バッタイーニテストライダーは電系システムの開発テストを手がけた。

★53周回をこなしたロッシ選手のコメント
「良い1日だった。堅さの違うシャーシを試したが、正直な話、あまり気に入っていない。良くなった面もあるが悪くなった面もあり、結局、差し引きゼロ。スイングアームの方はかなり気に入った…加速で若干助けになるし、コーナー出口ではマシンが少し安定するようになる。だから新パーツ2箇所を試し、1ヶ所は上手くいったと言うことになる。アラゴン戦で使ってみて、どうなるか…別のコースで同じように好感が持てるかどうか。」

★へイデン選手のコメント
「手に無理をかけないようコースに降りたのは2回だけ(全14周)。1回目はレースで乗ったマシンで、2回目は車体の新しいもので走った。ポジティブだった。期待以上の違いを感じたし、フィーリングが良くなったのは確かだ。自信が増してくる…ブレーキングでのグリップが良くなったし、その結果、ターンニングも良くなったからだ。正しい方向に進んでいると思うし、その意味ではドゥカティの仕事振りに満足してる。僕はフロントフォークのバネの堅さを上げなければならないが、とにかく、これはポジティブな一歩だ。満足している。アラゴン戦ではセットアップ作業を始めるつもりだ。」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: 2012年09月17日

MOTOGRANDPRIX』サイトに出ていた、このテストの写真なんですが…
後ろの『明子姉ちゃん』状態のお父さんが…また、良い味出してますねぇ…

motograndprix-misano-test.jpg


今回のドゥカティ・テスト…やはりヘイデン選手のために予定されてたものなんですが、手のけがで少ししか走れないってことでドゥカティがロッシ選手に代わってテストしてくれるよう要請…んで、ミザノサーキットからロッシ選手の自宅まで6kmと言う近さもあり、快く引き受けたんだとか…
あっ、この話…昨日のレース後にロッシ選手が明かしてたものなんですが…ついでに、その見事2位に輝いたロッシ選手の喜びコメントもご紹介しますね。

「2週間前にミザノでテストしてから新シャーシのお陰でかなり自信があった。今朝はジェレミー(バージェス)が2〜3箇所改良を加え、またまた良くなっていた。レース中盤以降はどうなることかと思っていたが、安定して速かった…特にコースの高速ポイントで。もちろんペドロサがいたら順位は1つ落ちていただろうけど、他の選手より強い走りをしてたんで…とにかく表彰台には上がれただろうし。
ヤマハ移籍はもう決まったことだから、考えても仕方がない。出て行くにしても、これからシーズン末まで良いレースができて、ドゥカティ機の戦闘力を上げることが重要…たとえ来年、他の選手が利用することになってもね。ドゥカティ機での最高レースだった…ボケ老人としては、かなり良い出来だった。
(ロレンソ選手に接近したレースで)良かった。彼の方が少し上だってことは分かってたけど、そんなに上でないとも分かっていた。2〜3周後、転倒しかけていて(編集部注:ロレンソ選手も認めている)…フロントが切り込んで、20mぐらい肘が地面をすっていたようだ。こっちが心配してしまうほどで…(ロレンソ選手が)転倒したら、優勝することになってしまうぞ…と思った。とにかく、こう言うレースができて…最後まで速い走りができて良かった。(Moto.itより抜粋)」

上のコメントにもある通り、最近はインタビューの度に『これからドゥカティ機が良くなってしまったら、来年の選手への贈り物になってしまうのでは?』なんて良く聞かれてるロッシ選手ですが…

んで、当の来年の選手がなんと言ってるかと言いますと…
今回は惜しくも0.003秒の差で4位となってしまったアンドレア・ドヴィツィオーゾが、ロッシ選手の勇姿に自信を抱いております!

gpone-dovi-misano.jpg 「(今回のロッシ選手のパフォーマンスについて)自信を注入してもらえたのは確か。実を言えば、彼と勝負ができたんじゃないかと思ってる…彼のペースに合わせて行くのは不可能ではなかったが、でも、ずっと安定し続けていて凄かった。却って、僕らは後ろで競合いを繰り広げてしまって。多分、ここのコースで2日間テストをしていたのが彼の助けになってるんじゃないかなぁ…それに今回、僕らはレース前に2セッションしか有効なテストはできなかったわけだし…いや、言い訳する気はないんだけどね。(Gponeより抜粋)」


どんどん良くなる法華のドゥカティ!!クリックPrego
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