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ハスクバーナ売却の真相!?

ハスクバーナ売却は問題無く行われた様ですが、その裏では何やら怪しい動きがある様です。
今のところ、あくまでも噂にすぎませんが。

『BMWはピーラー・インダストリーにハスクバーナを売却する事を同意』

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★最終合意
BMWの公式発表によると、BMWグループはピーラー・インダストリーAGにハスクバーナ・モーターサイクル社を売却することで最終合意に達し、サインを交わした。売却は当局によるアンチトラスト(独占禁止法)の承認がおり次第となり、売却価格は両社の取り決めにより公表されない。

★KTMか、ピーラーか?
この件について、まだはっきりした事は言えない。公式発表にはピーラー・インダストリーAGに売却と明確に記されているものの、ステファン・ピーラー氏がKTMの経営最高責任者(CEO)である事は良く知られている。現在、KTM株の大部分をインドのバジャージ社が所有している事を考慮すると、バジャージ社が新会社設立をめざし、裏で操っていると仮定する事も考えられる。それはピーラー氏を信頼し、摩擦を小さく見せかけ、KTMの利害を侵す事の無い方法と言える。

★なぜ売却したのか?
BMWはハスクバーナ社に金銭及び人的な投資を行ない、その後、短期間で同社売却を推進した。MVアグスタ傘下のハスクバーナ社がドイツのBMWの手に渡った際と同様の道のりを辿っており、当時、BMWはハスクバーナに対し大金を投資している。

MVアグスタから買収した時、BMWは実質的にハスクバーナ社をゼロから建て直さなければならなかったのだ。当時、カッシネッタ工場は倉庫も生産ラインも不十分だった。およそ3年前、BMWモトラッドのヘンドリック・フォン・クーンハイム社長はライネ・トマ氏(BMW傘下時のハスクバーナ社長)を信任し、ハスクバーナ新社屋の落成をさせた。

ハスクバーナにおけるBMWの任務は組織の見直しから始められ、同時に技術部門では先代の製品の信頼性について研究が行われた。次に排気量450と500ccバイクの生産ラインの開発が進められ、ババリア特製のエンデューロマシンが生まれた。

さて、なぜBMWはライバルメーカーに売却する事を決めたのか?そして、なぜ今なのか?
ほんの数日前に入手した情報では、Nuda900ツーリングバージョンの開発をしていた明確な証拠があり…そうなると、今回の決定には疑問が浮かんでくる。
つまり大企業BMWがこれまで進めてきた開発事業の実現を待たずに売却の決定を急いだと言う点には、2つのポイントがあるのだ。1つは、同事業が妥当な時期に結果を出せないだろうと判断されたこと。そして2つめは、予想以上に資金をつぎ込み過ぎたこと。実のところ、当時、ハスクバーナがいくら稼いでいたかは知らないが、BMWがはした金でMVアグスタから譲り受けたことは容易に想像がつく。

★なぜ購入したのか?
仮定としてはBMWは何とかハスクバーナを手放したい一心だったから。しかし、なぜKTMはライバルブランドの購入を決めたのか。その答えは霧の中なのだが、仮定としてはKTMを介さずにピーラーが直接ハスクバーナのオーナーになる…そして、ハスクバーナの真のパトロンはインドのバジャージで、オーストリアに残ることは無いのかもしれない…。

有名ブランドを買収するのは、ヨーロッパとは異なる複数の市場でオートバイの販売(or製造)をするため。我々の独占取材によれば、実際、BMWはカッシネッタの拠点に関してはピーラーに売却しておらず、可能性としてはハスクバーナの拠点全てをオーストリアに移すか、もしくはインドへ移してしまう可能性さえある。



(日本語翻訳:MOKU / 伊語記事:2013年01月31日 Omnimoto記事より抜粋)


この仮定の結論は、ヨーロッパ伝統のブランドがまた異国に行ってしまうと言うことですか…残念です。
さて、ステファン・ピーラー氏は伝統を重んじる紳士的なスポーツマンか、それとも悪の商人かどちらでしょう。往年のライバル、ハスクバーナの将来は如何に!
ビジネスの世界は厳しいからねー。


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POSTED COMMENT

  1. vale46 より:

    ビジネスの世界は弱肉強食キビシー日本メーカーも日産はルノー傘下、シャープも多くを中国資本に持たれ、ソニーも主要経営陣の多くが外国人今や日本の会社???と疑うくらい、日本のバイク、メーカー様どうかがんばって頂きたい、特にUKの自動車メーカーの様に成っては良い物が出来ても少々さみしい感がなめません

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