MotoGP

ロッシ『もう少し時間が必要…』:2013ル・マンGP

え〜〜〜と…
12位ヴァレンティーノ・ロッシ選手のレース直後インタビューです。
ロッシ選手にしては珍しく、インタビュー中に軽くアクビ(下写真)をしておりました。
…寝不足だったんでしょうかねぇ………

mediaset-rossi-gara.jpg


《もの凄く残念です…今日は好リザルトを出すチャンスを逃してしまった。レース前半は速かったし、面白かったのに。ペースは良かったし、スピードもあって、他の選手と競り合っていられたのに。レースは厳しかったです。水のせいで視界が見づらくて…でも、あの位置で走っていたし、トップ3に入って表彰台に上がれるポテンシャルはあると思っていた。第6コーナーに差しかかった時、スピードが出過ぎてたわけでも、特に膨らんでた訳でもない…ただ、前に陥没があってね。もったいない事をした…ポイントも逃してしまったし、特に此処で表彰台に上がれるチャンスを逃してしまった。

今日のホンダはウエットでも非常に強かった。選手らも、たとえミスをしても挽回できる力があったし。ここでは(ヤマハは)少し苦戦してしまったね。

【ここまでの4戦、チームと自分に成績を付けるなら?】(笑)難しいねぇ…さあ、どれぐらいかなぁ…(言い難そうにしてるのを急かされて)ヤマハが8点で、僕と僕のチームに7点ってところかな。》

(Source:2013年05月19日Mediaset.it記事より抜粋)

では恒例、イタリア大手サイト『Gpone』インタビューからも抜粋してみますか。

gpone-rossi-gara-france.jpg


単純に穴にはまってしまって…僕のミスです。良いレースでしたね…セッティングも上手く機能してたし、ブレーキングでも無理が利いた…加速でもね。カル(クラッチロー)と2位争いが出来たのに…。ダニ(ペドロサ)とは無理だったね…僕より速かったから。

【転倒した時、クラッチロー選手は逃げ切ってたようだが…】後ろから見張ってたんですよ…逃げ切られてはいなかった。ヘルメットのバイザーにも問題があって…前の選手にあまり接近する訳にはいかなかったんですよ。何も見えなくなってしまうから。

【以前も、そう言う事があったね?】去年、この新ヘルメットを使うようになってからね。良くはなってるんだけど、まだ充分ではなくて…バイザーが曇るんですよ。ブラドルも同じ問題があったそうで…モトGPクラスだけに起きるんだけどね。多分、マシンから発散される熱のせいじゃないのかな。しかも小降りの雨だと、バイザーの外側が汚れたままでね。10ラップ以降は特に面倒な事になってしまって。

【転倒後は?】フロントブレーキのレバーが曲がってしまって、直せなかったんですよ。後はポイントを稼ぐ事だけを考えましたね。

(Source:2013年05月19日Gpone記事より抜粋)

上のインタビューでは、これまた珍しく、ロッシ選手、けっこう弱きの発言をしておりましてね…
「ドライコンディションは、まだ優勝を狙えるほど速くないから」
「2年間苦戦して来た訳だから、最善を尽くせる状態になるにはもっと時間が必要」
なんて事を言っとりましたなぁ…
それから、やはりペドロサ選手が脅威になってきているようで…
「(マルケスより)ペドロサの方が凄い。誰よりも速い。ミスしても勝てる。タイヤのスリップをかなり上手くコントロールしている。」等とも。
ちなみにM1機の開発に関しては、
「新ギアボックスが早く完成してくれると良いが…ただ、バルセロナやアラゴンテストに間に合うかどうかは知らない。」なんだそうです。

上の『Gpone』インタビューでも『クラッチローは既に逃げ切ってたのでは?』なんて、けっこうキツい質問が出てたんですが…
今日、一番びっくりしたのは伊TV解説者のグイド・メーダ氏のコメントですかね。
メーダ氏と言えばロッシ選手のマブダチと言うか信者と言うか、とにかくロッシ一途の人だったんですが、今日、チェッカーフラッグが降られた後、
「ロッシ選手は既にピットに入っている事でしょう…あっ?失礼!12位でゴールしてました。」って言ったんですよ…
転倒後、もう気にも留めてなかったんでしょかねぇ…



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POSTED COMMENT

  1. kaz より:

    ロッシのモチベーションが途絶えない事を祈るのみ。相性のいいコースだけに期待もあったと思うんですよね。

  2. より:

    ロッシ、このまま復活しない気がする。たぶん不惑。
    不惑は、人生経験を積み、迷わなくなるのでは無いと感じる、脳が変化し、大雑把に言えば鈍感に。老化と言えば老化か。

    凡人の私の場合、幼少より虫嫌いなのに、今や、でかいゴキブリをトイレットペーパーで掴んで捨てられます。嫌悪感に鈍感になった感じ。

    シューマッハ、イチローも多分、不惑。
    一流の上に、超が付く人達だからこそ、高いモチベーションによる厳しい自己管理と、溢れる才能で、肉体の衰えでは無く、脳の変化がそのまま、結果に出てくるレベルを維持している。意識と無意識の境目、そんなレベルで戦う競技だから。人間である以上、年には勝てない。F1ターミネーターも人だった。

    イチローの場合判り易い、高度に脳を使うバッティング以外は衰えていないから、体は衰えていない。一般でいう、肉体の衰えとは違うレベル。ロッシの場合、その始まりがドカティでマスキングされていたと見るのが妥当。早い気もするが、実際には2010から始まっていたような。 

    レースファンとしては、ロッシに完全復活してもらって、日本ワークス4つ巴、クラッチロー・ドビも加え、六つ巴のバトルを展開して欲しい所では在りますが、不可能と感じる自分がいます。頑張れロッシ。

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