『イアンノーネ:クラッチロー相手に、僕が間違えた』
★4月19日のアルゼンチンGP決勝レースで、アンドレア・イアンノーネは1列目スタートを切り、最終ラップの最終コーナーでカル・クラッチローに抜かれ4位でゴールした。総合順位は3位。
★イアンノーネ選手のコメント。
「レースでは確実に表彰台争いができるはずだったんですよ…速く走れるよう、けっこう整った状態だったし…終盤ではそれを証明しましたよね。レース中盤辺りで苦戦してしまって…マシンをもう少し滑らなくして、もう少し上手く操縦できるようマッピングを変えたんだけど…あまりにも遅すぎたんですよね。多分、作戦遂行のタイミングを逃してしまったんだろうね…結局、そのツケを払わされましたよ。もったいなかった…最後は僕の方がカル(クラッチロー)より速かったんだから…でも最終コーナーで若干膨らみ…抜かれてしまったんですよね。とにかく良い競合いだったし、次のレースでも絶対にまたこう言う風にやるよう頑張りますよ。」
★イアンノーネ選手はこの他、次のようにも話した。
「今回のレースでは総合3位になれたって事だけがポジティブでしたね。確かに今シーズン最初に貴重なポイントを稼いでこれたけど…でも、あとちょっと何か足りないんですよね。今日のレースでは、かなり高い戦闘力で行けるはずだったんですよ…ヴァレンティーノ(ロッシ)や(アンドレア)ドヴィツィオーゾとくっついて行けると思ってたのに…丁度良いマッピングにしたのがあまりにも遅すぎたもんだから、ここぞってタイムを出し始めた時には、もう残り5周しかなくて…挽回し切れませんでした。これも経験の積み重ねの1つってことなんでしょうね…覚えておきますよ。
あまり嬉しくないですよ…最終コーナーでクラッチローに表彰台を奪われたんだから。でも、まぁ良しとしましょう。」
【ドヴィツィオーゾ選手に抜かれるのと、クラッチロー選手に抜かれるのでは、どちらが口惜しい?】
「クラッチローの方がムカつきますね…ドヴィの方は、僕と同じパッケージを使い、その経験でもってもっと上手く活用できてたから。クラッチローの方は…僕が間違えたんですよ…ラスト2つ目のコーナーで膨らんで、抜かれてしまった。貴重な表彰台を無駄にしてしまってねぇ。でも、絶対にまた頑張りますよ。とにかく僕は成長し、2年前に始めた作業を続けていくために此処にいるんだから。」
【エクストラハードタイヤを使っていたら?】
「なんとも言えないですね…使ったことがないもんですから。でも、(ドゥカティ機で上手くいくかどうかには)ちょっと疑問がありますけどね…ヤマハ機は上手くいってたけど、ホンダ機はうちと同じタイヤだったでしょ。もの凄く良いんだったら、ホンダだって使っていたはずでしょう。」
(2015年04月20日『Motoblog.it』記事参照)
(2015年04月19日『Omnicorse.it』記事参照)
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