『マルケス：ロッシのお母さんに会ってみたい』
★マルク・マルケスが『La Gazzetta dello Sport』に次のように語った。
【ロッシ選手のお母さんがマルケス選手のことを『マルケスはまだ若いし、上手くいってくれれば良いと思ってます…他のどの選手にも思うようにね。彼のことを嫌うようになることはないでしょう』と言っていたが…】
「面識はないんですが、ぜひ（ロッシ母に）会ってみたいですね。きっと感じの良い方なんでしょう…良いことを言ってくれてますよね。本当に大切なことを言ってもらえたんじゃないかと思います。」
【11才の少年ライダーをポケットマネーで援助しているそうで…】
「ラウルって名前の子なんです。けっこう前から注目していて…小さいのに頑張っていてねぇ。僕がトレーニングしているコースに良く来てるんですよ…ご両親と一緒にキャンピングカーで。年の若いライダーが強い走りをするようになると、家計の負担が大きくなっていくんですよ。うちもそう言うことを経験してきたんで、それで助けたくなってしまって。ラウルを見てると、僕がレースに出始めた頃のことを思い出すんですよね。」
【マルケス選手は2月17日が誕生日だったが…プレゼントはもらった？】
「一番のプレゼントはホンダから貰いました…この間の（フィリップアイランド）テストですよね。苦戦してきたけど、やっと自信が取り戻せました。」
【新しい電制システムの調子は？】
「ホンダでもそこに力を入れてるんですよ。僕の方では、ミシュランタイヤの使い方を把握していかないと。この2つが上手くいってくれたら、良いチャンピオンシップにできると思います。最初のテストから次のテストまでで一歩進むことができたし、カタールテスト（3月2〜4日）では更に上手くいけるでしょう。」
【ミシュランタイヤでも、他の選手が思ってもいないような地点でブレーキングできそう？】
「あらゆることが変わりましたからね。ミシュランタイヤだと、グリップが落ちてきた方が強い走りができる感じですね…強いブレーキングができるし、必要なだけフロントに荷重もかけられるし。ブリヂストンだとタイヤが新しいうちの方が強みになったんです…タイムアタックとかね。今はもう1周タイムで速く走れなくて。今後どうなっていくものか…マシンのバランスに手を入れてるんですが…ライディングスタイルをちょっと変えなきゃならないのは確かです。」
【ライバル陣の調子は？】
「どうなんでしょうねぇ…まだまだ、何か出てきそうだし。セパンテストではヤマハが無敵だったし、うちはドゥカティよりも下だったし。フィリップアイランドでは僕の方が速くて、ドゥカティがけっこう下の方でしたよね。でも、カタール開幕戦（3月20日）ではヤマハもドゥカティも強くなってくるでしょう。」
【ドゥカティと言えば、ケーシー・ストーナーは復帰すると思う？】
「何回かはレースに出てくると思います。僕がホンダに入った2013年に、その前の年の彼のデータを見たんですが…どれだけ強かいかってことが確認できました。本能で走るライダーですよね…セパンテストでもそうだったじゃないですか。たまにテストライダーをやってた以外はモトGP機に乗るのも久しぶりなのに、好タイムをだして。本当に凄いですよ。」
【マルケス選手のトレーニングは？】
「冬場はモトクロスをやってます…シーズン中はフラットトラックの方で調子を保つようにして。モトクロスの方は目の動きを鍛えるのに良いんですよ…コースが毎周変わっていくんで。フラットトラックの方はモトGPに近いですね。アクセル使いでスライディングをコントロールさせながらコーナーに入っていくとことかね。まぁ、『近い』って言っても、モトGPの方は全部変わってきますけどね！」
【今年末、トップライダー全員の契約が切れるが…マルケス選手にも動きがありそう？】
「何が起きるか分かりませんよね（笑）。2年前みたいな感じで進むでしょう…なんだかんだって大騒ぎした結果、全員残留みたいな。僕は今のところ、ホンダで問題ないんで。この3年間で総合優勝2回と3位ですからね…まぁ、去年は苦戦したから。今年はどうなるか…しっかりとしたスタートにしないとね。」
【先日、23才になったばかりだが…10年後はどうなっていそう？】
「33才ですか…良い年齢だけど、ヴァレンティーノ（ロッシ）の例がありますからね。37才でまだトップにいるんだから。と言うことは、僕も10年後はまだモトGPで走っていたいですねぇ。勝利を目指して…ここではそれが重要だから。」
（2016年02月24日『Corsedimoto.com』記事参照）
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こういう発言を見ると、マルケスはやっぱりロッシのことが好きなんだろうなと思います。
でもしばらくは、ロッシに近づかない方がいいと思います。去年チャンピョンになれなかったショックが大きく、まだ記憶に強く残ってると思えるから。優勝を狙うそれぐらいの強い気持ちがなければ、トップには成れないのでしょうね。それは他のトップライダーも同じで、その強い気持ちが運悪くぶつかり合って、いろいろな逸話を生むのでしょうね。
ミシュランについては、この前のテストを映像をみて、マルケスがコーナー入り口のブレーキングで少しスライドさせて方向を変えているのを見ました。グリップの良いミシュランでもこの走法をまだやっているんだと思いました。4ライダーではマルケスだけじゃないかな？? それでも上位のタイムをだすところは、マルケスの凄いところですね。
グリップが落ちてきたら強い走りができるというのは、去年のようなスライドを前提とした走りが、ホンダの高度なトラクションコントールによって出来るということかな？？？ マルケスと対極の走りと思われるロレンソは、グリップが高いときの方が強い走りができると思うんだけど。ロレンソのような走り方にマルケスが変えるのかなと思ってたけど違うんだ。
（グリップの良いときの？）1週タイムで速く走れないというのは、PPが取りにくくなるのかな。
グリップが高いほど間違いなく強いブレーキングができるはずなのに、グリップが落ちたきに強いブレーキングができるとは。。 バンクさせているときにブレーキングすると、グリップが高いとマシンが起きようとする力が大きくてやりにくいのかな？？
去年までのマルケスの走りを支えてきたホンダの広い意味でのトラクションコントールが共通ソフトウェアでも、ある程度実現できてきたと捉えていいのかな？ これは、フライバイワイヤだけでは実現できないのでしょうね。それでできたらヤマハも既に実現してるか。パワーデリバリとして、気筒ごとの細かな制御ぐらいしか他に思い浮かばないのだけど。あとは魔法でも使うか。
たぶん、ダニは問題ないと思うのですが、テストではいいタイムでてませんでしたね。
マルケスの問題とも関係あるのかな？
23…23かぁ…（遠い目
「ミシュランはたれてからがおいしい」ってのは
なんか面白いですね。
レース 展開も激変するかな？
＞本当に大切なことを言ってもらえたんじゃないかと思います
まさにそう思います。
2人の氷解はたぶんまだまだ先になるだろうけど、マルク自身が「大切なこと」がわかっていればそれでいいでしょう。
＞グリップが落ちてきた方が強い走りができる感じですね…
こなれた感ってやつだろうか。タイヤもユーロな感じってことかな。
和解して欲しい。そうじゃないと危なくて見てられない。
無理だな。
みんな頑張って。
良いですねえ。
マルケスって、けっこう人格者かもですね。
なかなか、この齢で言えたものじゃないですよ。
電制はメーカーで、タイヤはライダーが対応する。
なるほど。
当然といえば当然ですかｗ
＞グリップが落ちてきた方が強い走りができる感じ
なかなか理解しにくいですが、BSに対して相対的に評価しているのかな？
しかし既に特性を把握しつつあるようで、それを言葉で表現しチームに伝えられるってのが大事なとこでしょうね。
感じていても正確に伝えられないってことも結構あるみたいですから。
あと10年やっても33歳、、、。
凄いなぁ。
またフレディースペンサーの様に突然ガクッと不調になることは、マルケスの場合無い感じがします。
取りあえず怪我に注意はもちろんですが。
マルケスくんの方が徳が高いんでしょうね。
マルケスくんとロッシのお母様は人間力が高いのに対してロッシはまだまだ低いんでしょう子供ですね。
人間は年齢だけでは無いんでしょうから。
タイヤは、BSとの違いがこれからのレースの組み立てに大きく出て来そうですね。ロレンソが、有利な感じのタイヤでしょうか？
楽しみだぁ！