『タラマッソ:サプライズなし、2018年のミシュラン計画は出来上がっている』
★ピエロ・タラマッソ氏(ミシュラン・モトGP部門責任者)が、今回の冬季テストについて次のようにコメントした。
「3回に渡る冬季テストは、うちにとってポジティブなものだったと言えるでしょう。
セパンでは新フロントタイヤを2種類試したんですが、自信が持てました。今シーズン中に投入することにしたぐらい自信が持てましたから。
セパンに加え、ブリーラムテストの結果にも満足してます。初めてのサーキットでしたが、最高のフィードバックが得られ、シーズン開幕は幸先の良いものになるでしょう。」
【では、シーズン開幕に向けて準備は万端?】
「ここまでのテスト3回は、我々にとって現状の全体像を掴むには充分なものでしょう。
まぁ、バルセロナのサーキットでアスファルトを敷設し直したことは分かってるんで、本番に向け現地でテストを行う予定です。
それに、シルヴァーストンも新アスファルトだから、フロントもリアも4種類ずつ投入するようドルナとも合意済みです。」
【今年のミシュランの目標は?】
「もちろん、安定性です。そのため、今シーズン中に使用するタイヤ全種類を事前に供給することにしました。
来週、我々の方針をドルナに伝える予定ですので、その後、各チームが今シーズンのタイヤを事前に掌握することとなるでしょう。」
【チームはかなり助かるのでは…】
「これで、各チームともレースウィークエンド前にタイヤについて把握することができるでしょう。
そうすれば、チームもライダーも全面的にオートバイの方に集中でき、タイヤに関して不安を抱くこともなく、また、サーキットが変わる度にタイヤが変わってしまうと懸念する必要もないわけですよ。
当然のことながら、問題が発生してしまった場合には綿密に検証し、その結果で改良云々について決めていくつもりですが。」
【なぜ、このような新たな方針を取ることに?】
「ライダー陣から要請があったんです。モトGPのライダー陣は世界最高クラスで、安定性は重要ですからね。
ミカ・カリオ(KTMテストライダー)やシルヴァン・ギュントーリ(スズキテストライダー)の手を借りて開発し、チームに多様な選択肢を提示していきますよ。
言っておきますが、2018年は、もっぱら現在のチャンピオンシップで使われているタイヤを使っていく予定ですから。」
【昨シーズンと比べ、大きな改革などは加えられていないようだが…】
「スリックタイヤに関しては、いつも通り、ソフト/ミディアム/ハードを用意していきます。フロントもリアも同様です。
そして、レインタイヤに関しては、ソフトとハードだけです。」
【昨シーズンと比べ、レインタイヤには新たなことが加わったとか…】
「レインのリアタイヤに関しては、全サーキットで非対称タイヤを投入していきます。
この点は、昨シーズンとは異なりますね。」
【今回のカタールテストについては?】
「カタールのトラックは、いつもアスファルトがかなりザラザラしてるんですよ。風で砂がトラックに舞い込んできますからね。
昨シーズンと比べると、良くなっているような感触ですけどね。トラックが一見したところ綺麗になっているようだと言うのもありますが。」
【夜間ウェットテストについては?】
「タイヤのためのテストじゃありませんからね。視界を検証するためなんで。」
(2018年03月04日『Gpone』記事参照)
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> 各チームともレースウィークエンド前にタイヤについて把握することができる
事前にミシュランタイヤの特性が理解できたら、去年のような事態がなくなるかもしれない。
レースで、良くない意味で、え!?っと思うようなことは、なくなって欲しい。ミシュランの悪口を言わなくてもすむし・・(笑)
ドカの優位性がすこし減るのかな???