MotoGP

ヤマハ『来年、クラッチローの作業は山積み…』マイオ・メレガッリ

『メレガッリ:来年、クラッチローの作業は山積み…』

★ヤマハは2020年、モトGPクラスで表彰台を12回獲得したものの(優勝7回、2位3回、3位2回)、タイトル獲得は叶わなかった。

★今年のヤマハはファクトリー組が不調で、表彰台の大半はプライベート組が獲得したものである。

★ヤマハのマイオ・メレガッリ氏(チームマネージャー)が、次のように話した。

【今シーズンは、10点満点なら何点?】
「6.5点ですね。多くのことを成し遂げたものの、第一目標は達成できなかったんで。奇妙な…そして、厳しい1年でした。
冬季テストにしろヘレス開幕戦にしろ、出だしは良かったんですよ。ただ、とにかく安定性に欠けていて…タイトル争いには、まさに不可欠なものでしょ。
スタート前は、安定さを目指してタイトル争いをやって行こうと思っていたんだが、色々な要因からそれが出来なくなってしまいました。」

【特に、ファクトリー両選手が不調だったが…】
「マーヴェリック(ヴィニャーレス)は、出だしは良かったんですよ。ただ、しつこいようですが、安定感に欠け…自分自身のレースができなかったんですね。毎回、本人が悪かったからと言うわけでもないんですが。どこのトラックでも速いと言うわけにはいかなかったんですよ。
ヴァレンティーノ(ロッシ)の方は、あんなにリタイヤが多かったのは初めてでしょ。3戦連続なんて時もあったから。しかも、その後、コロナに感染し…あと、レースでは技術トラブルにも見舞われていたし。まぁ、ベストシーズンだったとは言えないわけだが…来年、雪辱を果たすチャンスがあるでしょう。」

【その来年に向けては?】
「改善すべきエリアが大量にあります。
あと、ファビオ(クアルタラロー)が昇格してくるので、ファクトリーは速い若手2名のラインナップとなります。彼らがシーズン中ずっとコンスタントに速い走りができるよう、必要なものすべてを提供していくことが我々の任務ですね。
今年はレーシ終盤に特定の問題がいくつか出ていたので、その辺は繰り返さないようにしないと。」

【来年はテストライダーがカル・クラッチローに代わるが…】
「今、集中的なテストプログラムを組んでいる最中なんですよ。コロナの問題が大丈夫そうなら、カルの作業は山積みになるでしょうね。」


(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

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