MotoGP

ダビデ・ブリビオ物語、スズキ編

『ダヴィデ・ブリビオ物語、スズキ編』

[ ヤマハ編はこちら ]

★ダヴィデ・ブリヴィオは2020年、スズキのモトGPチームマネージャーとしてライダー&チーム部門でのタイトルを獲得し、その功績が高く評価され、同業界から初めてF1チームへの幹部職に抜擢された。

★ヤマハ退職後、ブリヴィオはロッシのVR46社で順調に働いていた。
一方、2011年にモトGPから撤退したスズキが復帰を目指し、2012年の茂木GPの際、少なくとも3名のマネージャーとコンタクトを取り、最終的にブリヴィオを新チームマネージャーに選んだ。
日本は3月31日に契約が終了するため、ブリヴィオは2013年4月1日付けで新たな任務に就くこととなった。

★ブリヴィオ氏が当時について、次のように話した。

「スズキがモトGPから撤退して2年しか経っていなかったので、幹部陣と面談した際、私の方では既にある体制を再結成させればいいだけなのだと思い込んでいたんですよ。
それで、『レース部門はどこに置かれてるんですか?技術陣の顔ぶれは?』と訊いたところ、『何も決まっていない』と言われ…つまり、ゼロから始めなければならない状態だったんです。」

★ブリヴィオは、ブリアンツァにある小さな町カンビアーゴにレース部門を設立した。オフィスが何部屋かとトラック数台、各種備品、コンテナ6個を有する…どちらかと言えば、ロジスティクス部門と呼んだ方が良いような場所だった。
そして、若手の技術スタッフやライダーを揃えていった。モトGP経験は浅いか皆無かだったが、『とりあえず仕事を探しているのではなく、ぜひスズキに入りたい』と言う熱意のある面々だった。

★2013年6月中旬、バルセロナ決勝戦の翌日、新スズキ機のシェイクダウンがランディ・ド・プニエとノブアツ・アオキによって行われ、その2日後、アラゴンでもテストが行われた。
当初は2014年に復帰する予定だったが、結局、その年はテストのみとされ、2015年に復帰し、2016年にはマーヴェリック・ヴィニャーレスが初勝利を獲得した。
そして、2020年、ジョアン・ミールがタイトルを獲得したのである。

[ 完 ]

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter

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POSTED COMMENT

  1. 851 より:

    そしてミールがタイトルを獲得するまでが急転直下すぎて笑ってしまいました。いつも貴重な記事をありがとうございます!

  2. 名無し より:

    最後面倒になったのか?一番大切な優勝するまでの話を投げっぱなしにしてて笑ってしまった

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