MotoGP

ロッシEICMA登場『寂しい…もう今までの日曜日とは違うから…』

『ロッシ:寂しい…もう今までの日曜日とは違うから…』

★11月23〜28日、ミラノで開催されている『EICMA(モーターサイクルショー)』に、ヴァレンティーノ・ロッシ(2021年シーズン末で引退)が出演した。

★雨天で気温も低い中、9000人の観客が集まった。ステージ上にはタイトルを取った4台のヤマハM1機が並べられた。

★ロッシ元選手はヤマハ60周年記念カラーリングのモトGP機に乗って登場した。

★ロッシ元選手のコメント。

【『ヴァレがいない日曜日なんて…』と言うプラカードが出ているが…】
「僕も同じ気持ちですよ…もう今までの日曜日とは違うでしょうね(笑)。
もう少し時間がかかるだろうけど、さいわい、来シーズンが始まるまで何ヶ月かあるから慣れていけるでしょう。」

(※スクリーンにロッシ元選手のキャリアの変遷が映像で映し出され…まず、2004年のウェルコム戦優勝について…)
「僕のキャリアの全盛期ですよね…マシン乗り換えはけっこう恐怖だったけど、やらなかったら後悔してたでしょう。」

(※2006年ヴァレンシア最終戦でタイトルを取り逃した件について…)
「あれは心の底からがっかりしてねぇ…初めてのことで…それまではずっと取ってたから。本当に信じられなかったですね。」

(※2010年ムジェッロGPでの転倒、骨折について…)
「あれが、僕のキャリアの前半/後半の境目になりましたね。」

(※2017年アッセン決勝戦、キャリア最後のレース優勝について…)
「もう2〜3勝はできると思ってたんですけどねぇ…。115勝で終わってしまって…まぁ、良い記録だけど、116勝だったらもっと良かったわけでねぇ(笑)。」

【ファンについては?】
「トラックに出て、真っ黄色のスタンド席を見ることで、どれだけ背中を押して貰えることか…。僕はラッキーでしたよ。
ただ、時々、ライバル陣の気持ちを考えたりもして…多分、『うざい…』って思ってるんだろうなぁ〜と(笑)。」

【先のヴァレンシア最終戦にも多くのファンが集まり…】
「トラックでは大変でしたね…なんと言うか…僕の仕事にとってはね。なかなか集中できず…ただ、楽しかったですよ。ちょっと大騒ぎになって…まるで優勝でもしたみたいでねぇ。」

【こうして引退し、レジェンドライダーとして表彰もされ…】
「メダルを贈られるってことだったんで、正装しなければならなくって(笑)。」

【現在の心境は?】
「時々、寂しくなってねぇ。あぁぁ〜もうレースには出ないんだなぁ〜って思ってしまうんですよ。
あのアドレナリンやらプレッシャーやらが恋しくなってしまうだろうなぁ〜とか、パドックの人達なんて、もう家族同然だったし。
そのうえ、もう自分が二輪レーサーじゃないなんてねぇ…。」

(※スタート直前、恒例のマシン横にうずくまっている自身の写真を見ながら…)
「恐怖心を感じる瞬間なんですよ…ミスをするんじゃないか、良いレースができないんじゃないかって思ってね。あと、第1コーナーも恐怖でねぇ…一番の危険地点だから。
この時が自分自身やマシンに集中しきる最後の瞬間で…立ち上がったら、あとはマシンと自分だけの世界ですからね。」

【四輪レースでも、そうした瞬間があるのでは?】
「まだレーサーを続けられて嬉しいですよ。ただ、モトGPみたいに楽しめるかどうかは分からないけど。とにかく、モトGPが一番ですからね。まぁ、どうなることか…。
モトGPの方も何回か顔を出すつもりですよ…ただ、どんな気持ちになるんですかねぇ。」

【心残りはある?】
「二輪レーサーとしての魂は、ずっとこのままだから。今だって、20年前と同じように楽しめるしね。まぁ、その辺が僕の秘訣と言うわけですよ。」


(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

ヤマハがマシンをどう進化させるか決められない?って話は、『アルガルヴェGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. タディの星に願いを より:

    ロッシのセカンドライフはイベントにレースに引っ張りだこでしょう 同じ話ばかりだろうけど一生聞いても飽きませんね

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