2023アルゼンチンGP【モトGP：決勝リザルト＆トピックス】

『2023アルゼンチンGP モトGP 決勝リザルト＆トピックス』

★4月2日（日）、アルゼンチンGP モトGPクラスの決勝が行われた。

★総合順位は以下のとおり。
首位ベッツェッキ（50ポイント）、2位バニャイア（41ポイント）、3位ザルコ（35ポイント）、4位弟マルケス（33ポイント）、5位ヴィニャーレス（32ポイント）、6位ミラー（25ポイント）

★ドゥカティ

首位マルコ・ベッツェッキ（ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー）。同サーキットで優勝したドゥカティ選手第1号。スタート直後から首位に立ち、後続の弟マルケス選手を第1ラップで0”740秒引き離し、第4ラップではファーステストラップを出しつつ+0”927秒引き離し、その後、1”594秒まで引き離した。その後も速度を落とす気配がなく、最高7秒まで差をつけ、最終的には2位ザルコ選手と4”085秒差でゴールした。なお、現在、総合首位についている。
チームメイトのルーカ・マリーニは8位（VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟）。

2位ヨハン・ザルコ（ドゥカティプラマック）。序盤に8位まで下がり、追い上げた。レース中盤以降、ペースが上がった。ちょうど2022年タイ戦のような走りで、その際はバニャイア選手の後ろに付いた時に減速したが、今回はプッシュしまくってモルビデッリ選手を抜き、最終ラップで弟マルケス選手を抜いた。
チームメイトのホルヘ・マルティンは5位。

3位アレックス・マルケス（ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属）。モトGPキャリア3回目の表彰台（※2回はホンダ機で獲得）。ドゥカティ機では別人のようだ。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは10位。

16位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン）。慎重に3位を固持していたものの、第15ラップで弟マルケス選手とオーバーテイク合戦3回やり、2位に上がったが、第17ラップの第13コーナーで後続を0.5秒引き離していながら、ミスで転倒した。再スタートを切ったが、ポイントは獲得できなかった。まだまだ挽回のチャンスがあるとは言え、チャンピオンライダーらしからぬミスだった。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは肩甲骨骨折で欠場（2022年総合3位）。

★ヤマハ

4位フランコ・モルビデッリ（ヤマハファクトリー、VR46ライダーズアカデミー）。ラスト3周までは3位を固持していた。昨日の予選も4位で、スプリントでも4位だった。他のサーキットでの走りを確認する必要はあるが、士気は上がったはず。とりあえず、速い走りの操縦を忘れていないことは確認できた。
チームメイトのファビオ・クアルタラローは7位（2022年総合2位）。第1ラップでナカガミ選手と接触し、最下位まで落ちた。苦戦した時の対応の仕方が、チャンピオンライダーらしい。

★KTM

6位ジャック・ミラー（KTMファクトリー、2022年はドゥカティファクトリー所属）。
チームメイトのブラッド・ビンダーは17位。スタート直後に転倒。

11位アウグスト・フェルナンデス（GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン）。
チームメイトのポル・エスパルガロは脊椎骨折で欠場（2022年はホンダファクトリー所属）。

★ホンダ

9位アレックス・リンス（ホンダLCR、2022年はスズキファクトリー所属）。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは13位。

ホンダファクトリーのジョアン・ミールは土曜スプリントで転倒リタイア。頭部を強打し、脳震盪によりめまいと吐き気があり、医師より出走許可が降りなかった。ヨーロッパで静養し、オースティンGP復帰を目指す。
チームメイトのマルク・マルケスは右手骨折で欠場。

★アプリリア

12位マーヴェリック・ヴィニャーレス（アプリリアファクトリー）。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは15位。

14位ラウル・フェルナンデス（アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属）。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは負傷により欠場（2022年はKTMファクトリー所属）。

※選手らはウェットコンディションに対応できず、がっかりな週末だった。ドライならば、ファクトリー両選手は表彰台争いが出来ただろう。

『2023 アルゼンチンGP モトGP 決勝リザルト』

『2023 アルゼンチンGP モトGP 総合順位』

（Photo：Motogp.com）