『リア：鈴鹿での事故について、なにか覚えている？』
★2022年8月6日（土）、鈴鹿8耐の最終FP中、ジーノ・リア（32才、英国出身、F.C.C.TSR Honda France）が転倒によりバリアに衝突し、椎骨2ヶ所と左鎖骨、肋骨1本の骨折、肺挫傷、また、脳にびまん性軸索損（※頭部外傷後、意識障害を呈しているにもかかわらず、頭部CT、MRIで明らかな血腫、脳挫傷を認めない病態）を負った。
★その後、奇跡的な回復を遂げ、2022年11月には自力で歩くこともできるようになった。
★4月15日、リア選手はル・マン24時間耐久ロードレースで、『TSR Honda team』へ感謝の気持を込めてパレードラップを1周行う予定である。
★リア選手のインタビュー。
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【『F.C.C.TSR Honda France』が2022年世界耐久選手権で総合優勝した際、貴方にもメダルが贈られ…】
「一緒に世界チャンピオンになれて、本当に満足してます。チームのサポートは本当に有り難かったし、あのチームの一員になれて本当に楽しませてもらいました。
素晴らしい時を共に過ごし、彼らのおかげでチャンピオンにしてもらえたんですから。」
【（事故が起きた）鈴鹿での1週間について、何か覚えている？】
「あいにく、あまり覚えてないんですよ。いくつかの場所について、ちょっとフラッシュバックのようなものがあるだけで…。」
【事故により怒りや絶望感、ストレス等の様々な感情を味わったと思うが…】
「ストレスは…ありましたね。不幸な出来事だし、僕にとっては実に衝撃的であり、ケガをして…回復にも時間がかかってるわけですから。
ストレスが大きい負傷だし、辛抱強く乗り越えていかないと…。」
【短期的、もしくは長期的なスパンにおける目標は？】
「全体的に、以前のレベルに戻りたいと思ってます…つまり、EWCレースで首位に立ち、優勝できるようなレベルと言うことです。
EWC（世界耐久選手権）は大好きだし、かなり馴染んでると思うんですよ。ほぼ常に高い戦闘力で参戦できた選手権だし…これまでのキャリアを振り返ってみれば、幸せですよ。
EWC（世界耐久選手権）に対しては、ちょっと『我が家』みたいな印象を抱いていて…ホンダに対しても同じことが言えます。そう言う風に感じていた頃に、また戻りたいんですよ。」
【EWC（世界耐久選手権）への復帰は…現実的な話なの？】
「僕は楽観的に見ています…ただ、時間はかかるでしょうね。ただ、現時点ではけっこう早々に実現すると思っています…大方の予想よりも早く回復してるんでね。医師からも、もっと時間がかかると思われてたんですよ。
モトクロスにも乗ってみたし、『Track day』にホンダのCBR1000RR Fireblade機で参加してみたんですよね…自分にとっても周囲にとっても、サプライズでしたよ。
正確にいつ復帰するかは言えないけど、でも、マシンの信頼感をどんどん掴んでいけるようトレーニングするのが楽しみなんですよ。」
［ 完 ］
（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）
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