『2023オーストリアGP モトGP スプリントリザルト&トピックス』
★8月19日(土)、オーストリアGP モトGPクラスのスプリントが行われた。
★当初、バニャイア(ドゥカティ)/ヴィニャーレス(アプリリア)/ビンダー(KTM)の三つ巴対決が予想されていたが、スタート直後の第1コーナーで多重クラッシュ発生し、ヴィニャーレス選手が巻き込まれた。
まず、マルティン選手がクアルタラロー選手に接触し、次にヴィニャーレス選手に接触したことで玉突き事故となり、ベッツェッキ/オリヴェイラ/ザルコ選手が巻き込まれた。
★ドゥカティ
首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。既に第7ラップで後続を1秒引き離した。ダッリーニャ談「ペッコらしいレースで、真のチャンピオンらしいレースでしたね」。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは13位(2022年総合3位)。第1ラップの多重クラッシュに巻き込まれてコースアウトし、レースに戻った。
3位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。スタート直後の多重クラッシュ発生の原因を引き起こした1人である。その後、第7ラップでマリーニ選手と接触。
チームメイトのヨハン・ザルコはリタイア。第1ラップの多重クラッシュに巻き込まれて転倒し、一旦レースに戻った。
4位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは11位。
※ルーカ・マリーニはリタイア(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。第7ラップでマルティン選手と接触し、転倒。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキはリタイア。第1ラップの多重クラッシュに巻き込まれて転倒。100%被害者と言うわけでもないようで、第1コーナーではかなりアウト側にいて同コーナーを塞いでいた。
※マリーニ転倒に関し、ライブ中継の際はマルティン選手に責任があるように見えたが、その後、映像を確認したところ、マルティン選手はきちんと走行ライン内を走っており、マリーニ選手の膝がマルティン選手のリアタイヤにぶつかっていた。ただし、レース後、マルティン本人が処罰を恐れていたことから、やはり、なにかしらの責任があるのかもしれない。マルティン選手は3秒加算ペナルティになることを予想し、猛プッシュして後続との差をそれ以上に広げようとしていた。
★KTM
2位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。KTMと2026年末まで契約更改した。
チームメイトのジャック・ミラーは5位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。いつものミラースタイルで…スタートは良かったが、その後、失速した。
6位ポル・エスパルガロ(GASGASテック3、2022年はホンダファクトリー所属)。感動のポイント獲得。2024年は契約済みだが、アコスタ昇格に伴い、シート喪失の可能性があるため頑張り時である。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは17位(2022年モト2チャンピオン)。最下位。
★アプリリア
7位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは8位。スタートが悪く、第1コーナーでは集団の中に埋もれ、多重クラッシュに巻き込まれてしまった。その後、追い上げ、アレイシ選手のスリップストリームを利用して8位を獲得。確実に速い選手なのだが、それを活用できずにいる。
テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリはリタイア。
14位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラはリタイア(2022年はKTMファクトリー所属)。第1ラップの多重クラッシュに巻き込まれて転倒。
★ヤマハ
9位フランコ・モルビデッリ(ヤマハファクトリー、VR46ライダーズアカデミー)。兄マルケス選手が2周に渡って、オーバーテイクを試みていたが、リスクが大きいため諦めた模様。
チームメイトのファビオ・クアルタラローは15位(2022年総合2位)。第1ラップの多重クラッシュに巻き込まれてコースアウトし、レースに戻った。その後、第6ラップでサヴァドーリテストライダーを転倒させたことでLLPを科せられた。
★ホンダ
10位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。
チームメイトのジョアン・ミールは12位(2022年はスズキファクトリー所属)。
16位イケル・レクオナ(SBKフル参戦中)。アレックス・リンス代役。
チームメイトのタカアキ・ナカガミはリタイア。第3ラップで12位走行中に転倒。
『2023 オーストリアGP モトGP スプリントリザルト』
『2023 オーストリアGP モトGP 総合順位』
(Photo:Motogp.com)
今回はKTM勢がドゥカティに拮抗しうる位置まで躍進。エスパルガロ弟も、復帰2レース目でこの位置は大したもの。
来季のKTM選手。誰がハミでるやら…。
ロンやノリックといったスタートを得意とする
ライダーは何人もいたけれど、
ここまでスタートが下手なライダーも珍しいよね。
それにしても何時からMoto GPは、
肉弾戦になってしまったのだろうか?。
明日の本戦もどうなることやら・・・・。
マルティンがやらかした。以上
被害合わなかった順みたいなレースでしたね
HONDAは完全に開幕テスト並みにデータをにらめっこしながらリアの制御をずっと試みてますね。どのHONDA機もFP変える度にリアウィングをいじってましたし…多分電子制御も相当…F1の人材はここに来て欲しいでしょうね。
ヴィニャーレスが巻き込まれた…に違和感
まるで馬の中にロバがいるようなスタート直後の遅さにど真ん中で障害物になってりゃああなるはな
昔のように押し掛け+マシンの特性でスタートの優劣はわかるが、現代の電制にフォローされたマシンでアレだけ遅いのは本人の問題
ポルは復帰2戦目でこの結果はお見事
去年HONDAで苦戦したことを思えば一年無駄にしちゃったな
しかし今年のGPは単調で盛り上がりに欠けるねぇ
ドルナが検証しないとGP界はダメになるぞ
トップグループは予想通り。
マルティンはアグレッシブだったが、空撮見をるとビニャも他車と進入角度が全然違う。
スタートミスって進入ポイントを見誤ってるんじゃないかな。
マルティンだけなら、クアルタラロとの接触だけですんでいたようにも見える。
ビニャは以前のスタートミスが完全にトラウマになってるんじゃないのかね。
公式SNSは審判団へのお怒りで盛り上がってますね。
他に処罰が出てて、スペイン人のマルティンがおとがめ無しなのがみんな気に食わないようす。
ホンダは空力だけではどうにもならんでしょ。前も後ろも暴れすぎ。
クアルタラロは本戦頑張って!。。
ビニャーレスはスタートミスというよりアプリリアの持病のライドハイトデバイスとスタート時のクラッチミート障害が出てるだけでは?ビニャーレスもアレイシもずっと言ってますが解消はされてないようですし