
『2023 マレーシアGP モトGP 予選リザルト&トピックス』
★11月11日(土)、マレーシアGP モトGPクラスの予選が行われた。
★ドゥカティ
首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。1’57.491。ペースもマルティン選手より良好だが、短距離レースではタイヤの心配をしないで済むため、マルティン選手の爆走力が勝るかも。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは3位(2022年総合3位)。得意トラック。予選1を2位で通過。使えるタイヤが少ないため、ラスト6分で慎重に走行していた。今回から親指操作のリアブレーキを使用し始め、「慣れるのに時間がかかった」と言っていた。また、意外にもパオロ・チャバッティ氏(スポーツディレクター)が「マルティンのパフォーマンスからすると、ファクトリー昇格を検討させるべき」と発言したため、発奮した模様。
ワイルドカード参戦のアルヴァロ・バウティスタは22位(今シーズンSBK総合優勝)。FP2では成長を見せ、それなりの速さだった。時間がかかるが、今、時間はない。
2位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。+0.058。第4コーナーで転倒、ケガなし。
チームメイトのヨハン・ザルコは12位。
4位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。金曜午前セッションから好調。ペースも良好。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは11位。予選1を首位で通過。
5位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。転倒。動きは俊敏。ペースも良好。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは6位(VR46ライダーズアカデミー)。FP2で転倒。ペースも良好。
※トップ6までをドゥカティ機が独占した。1998年にホンダ機が果たして以来、久しぶりの偉業である。
★KTM
7位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。+0”559。ペースは良好。スタートが上手くいけば、表彰台の可能性あり。
チームメイトのジャック・ミラーは10位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。
14位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのポル・エスパルガロは17位(2022年はホンダファクトリー所属)。
★ヤマハ
8位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。FP2首位で、レースペースも良好だったが、後方スタートの場合、ヤマハ機は不利。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは15位(VR46ライダーズアカデミー)。予選1で兄マルケス選手に後追いされ、予選2進出ならず。モルビデッリ選手はなんとか追い払おうと減速する等の手を尽くしたが、マルケス選手はあきらめず、最終的に転倒していた。
★アプリリア
9位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。アプリリアで唯一、予選2へ進出。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは13位。
18位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは19位(2022年はKTMファクトリー所属)。
★ホンダ
16位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。
チームメイトのマルク・マルケスは20位。モルビデッリ選手を後追いしたものの転倒。後追い戦法は規則違反ではないとは言え、チャンピオンライダーに相応しい行為ではないだろう。
21位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのイケル・レクオナは23位(SBKフル参戦中)。最下位。アレックス・リンスの代役。
『2023 マレーシアGP モトGP 予選2リザルト』
『2023 マレーシアGP モトGP 予選1リザルト』
(Photo:Motogp.com)
このリザルト表記、読みやすくてイイね!。
ピットを出る時の「後追い、上等!」のペッコはカッコ良かった!
Q1での誰かさんとは大違い。
バニャイアが最後に決めましたね。
マルティンもこけなければもっといけそうな雰囲気だったし、スプリントも決勝も楽しみな順位!
クアルタラロは上出来。FP2の調子の良さに期待!
モルビデリはあの人がうしろに付いたら、もう行くしかないよね。スッポンのように離れないんだから。。もったいない予選。
さてスプリントが始まるぞー